社内報に使えるネタ55選!目的別に選べるおすすめを紹介

社内報に使えるネタ55選!目的別に選べるおすすめを紹介
55 stories that can be used in company newsletters!
コミュニケーション

「社内報のネタや企画のアイデアが見つからない」
「新しいネタが見つからないし、同じようなネタになってマンネリ化している」

このような悩みが尽きないのは、ただアイデアがあるだけでは、社内報を発行する本来の目的を達成できないからではないでしょうか。

社内報は、会社の情報を伝えたり、社員同士のコミュニケーションを促したりする大切な媒体です。

「このネタ良さそう」とアイデアを先行に決めると、適切な情報を伝えられません。社内報に適切な情報が掲載されていないと読む意味がないと感じてしまう方も少なくないからです。

その結果「浸透させたい情報を伝えられない」、「社内のコミュニケーションが活性化しない」などの失敗をしてしまいます。

社内報のネタを考える前に、まずは、社内報を発行する目的を明確にして、目的に沿ったカテゴリーでネタを考えることが重要です。

【目的別】社内報に使えるネタの4つのカテゴリー

・経営理念やビジョンを共有する

・社内の新サービスや業界の最新情報を共有する

・社内コミュニケーションのきっかけにする

・社員のモチベーションをアップさせる

目的に沿ったネタを探すことで、コミュニケーション活性化などの課題や経営理念などの共有したい情報などを社員に届けることができ、社員のエンゲージメントを高められます。

そこでこの記事では、社内報に使えるネタを目的のカテゴリー別に55個厳選しました。見せ方の工夫や具体例などポイントも合わせて解説しております。

社内報のネタをいち早く知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。

【カテゴリー別】社内報におすすめのネタ55選

社内報のネタ①経営理念やビジョンを共有するネタ9選

社内報のネタ②社内の新サービスや業界の最新情報を共有するネタ10選

社内報のネタ③社内コミュニケーションのきっかけになるネタ27選

社内報のネタ④社員のモチベーションをアップさせるネタ9選

社内報のネタを考えている人の中には「社内報を閲覧してもらえない」とお悩みを持つ方もいらっしゃるでしょう。記事の最後に、読んでもらえるネタ探しのコツを解説します。

この記事を読んで得られること

・社内報に使えるネタを目的別に探すことができる

・社内報の読んでもらえるネタ探しコツが分かる

この記事を読むことで、社員のエンゲージメントを高めることができる、社内報のネタを考えることができるようになります。

最後まで読み、社内報のネタを考えるときにお役立てください。

1.【目的別】社内報に使えるネタの4つのカテゴリー

社内報に使えるネタの4つのカテゴリーについてご紹介します。

【目的別】社内報に使えるネタの4つのカテゴリー
冒頭でも述べましたが、社内報を発行する目的を明確にして、目的に沿ったカテゴリーでネタを考えることが重要です。

会社の課題や問題点などの解決したい情報・伝えたい情報をたくさんの社員に届けることができ、社員のエンゲージメントを高めることができるからです。

まずは社内報のネタを考える前に、目的を確認していきましょう。

1-1. 経営理念やビジョンを共有する

社内報は、経営理念やビジョンを共有する目的があります。

経営理念やビジョンはすでに周知していると思いますが、入社から時間が経過すると、経営理念やビジョンへの認識が曖昧になることが懸念されるからです。

朝礼などで日々の業務や目標を確認することはあるかと思います。しかし長年働いていると、日々の業務に追われるうちに、目の前の仕事をこなすことで精一杯になります。

経営理念やビジョンが共有されていないと、部門間で摩擦が生じてしまいます。

ここでは、社内の営業部門と生産部門を例に取り上げて考えてみましょう。

【部門間での摩擦の例:営業部門と生産部門の場合】

営業部門:顧客のニーズに応えるべく、「もっと売れる商品を作って貰いたい」、「A社の商品を先に作ってほしい」と主張している。

生産部門:「品質向上」、「コストダウン」、「納期短縮化」を目指しているので、計画的に生産をしたい。割り込みの受注をすると生産計画を乱して、無理が生じる。結果的に他の納期が遅くなり、コストアップしてしまい、生産部門にしわ寄せが発生して困る。

結果、責任のなすりあいでけんか腰になってしまう。

会社が大切にしたい経営理念やビジョンが曖昧になると、足並みが揃わず会社全体の目標達成が難しくなってしまいます。

例えば、経営理念で「顧客満足度の向上を最優先」と共有したとしましょう。

【経営理念で「顧客満足度の向上を最優先」と共有】

営業部門:顧客からの要望や納期を的確に伝えて、品質や納期の問題を生じさせない

生産部門:顧客要望に応えるだけでなく、ニーズを先読みして品質改善や生産計画の改善を提案できる

社内報を使って定期的に経営理念やビジョンを社員全員に共有することによって、会社の方向性を再認識し、会社全体の目標である顧客満足度の向上に向けて業務を行うようになるでしょう。

このように、社員1人ひとりが仕事に対する取り組み方や考え方が統一され、同じ目標を掲げて業務を行えるようになります。

1-2. 社内の新サービスや業界の最新情報を共有する

社内報は、社内の新サービスや最新情報を共有することができます。

新サービスや関連知識、最新情報を共有することによって、最新の業界動向や技術などが分かり、社員の生産性向上やスキルアップ、業務改善につながります。

大きく分けると、以下の2つです。

  • ・社内の新サービスやプロジェクトの情報
  • ・業界の最新情報

①社内の新サービスやプロジェクトの情報

社内の新サービスやプロジェクトの最新情報が分かれば、自分の業務と関わりのない他部署の情報を知ることができます。

例えば、あるプロジェクトを始めるとします。社内報にプロジェクトの情報を載せることで、そのプロジェクトに関わる部署だけでなく、他の部署の社員がプロジェクトの概要や進行状況、目的などを理解できるでしょう。

他部署や他のチームの業務に理解が深まり、必要な場合は協力を促しやすくなり、生産性向上が期待できます。

②業界の最新情報

社内報では、業界の最新情報や新しい技術に関する情報を共有できます。

他社の最新のサービスや製品を載せることで、業界内の最新の動向を把握できます。その情報を参考に、自社のサービスや製品に落とし込んだり、自社の強みや改善点を把握したりすることに役立ちます。

社内に最新の技術を取り入れることができ、社内全体の成長に期待できるでしょう。

1-3. 社内コミュニケーションのきっかけにする

社内報を読むことによって、社内コミュニケーションが活性化するきっかけにする目的があります。

なぜなら、他部署や他拠点など関わりのない社員同士を知ることができ、交流のきっかけになるからです。

他部署・他拠点の人はもちろんのこと、同じ部署の人であっても、業務上で接点がなかったりタイミングが合わなかったりすると、話をすることはほとんどないですよね。

社員のインタビューや取材記事を掲載することによって、仕事面のことだけでなく、趣味や特技などプライベートの情報、意外な共通点などが分かります。その情報をきっかけに、社員同士の理解が深まり、コミュニケーションにつながります。

社員同士が交流することにより、信頼関係や協力関係が深まり、職場環境が良くなる効果があります。

1-4. 社員のモチベーションをアップさせる

社内報は、社員のモチベーションをアップする目的もあります。

社員の仕事の評価や成果、活動などを掲載し、努力が認められることによって、自信を持つことができ、周りの社員の競争心を刺激することにつながるからです。

例えば、「営業成績が社内でNo.1だった」、「未開拓の事業を成功させた」など活動内容を称えることで、自身や達成感を感じることができます。周囲に自分の業務を認められることで、モチベーションがアップされます。

さらに、他の社員が見ることで、

「○○ってこんなに結果を出しているんだな。僕も、もっと営業を頑張ろう!」

と刺激を貰うことができ、他の社員にも仕事への熱意が感化されてモチベーションアップにつながります。仕事に取り組む意欲や生産性向上につながることが期待できるでしょう。

2. 社内報のネタ①経営理念やビジョンを共有するネタ9選

社内報のネタ①経営理念やビジョンを共有するネタ9選
まずは、経営理念やビジョンを共有する、社内報のネタをご紹介します。

新入社員が入るタイミングや方向転換のあるタイミングで、これらのネタの社内報を発行して共有しましょう。

  • ・会社の理念やビジョンの理解が深まるネタ
  • ・経営陣から発信するネタ

に分けてご紹介します。

2-1. 会社の理念やビジョンの理解が深まるネタ

まずは、会社の理念やビジョンの理解が深まるネタをご紹介します。

2-1-1. ネタ1|企業理念・経営理念

社内報で経営理念や経営理念などの会社情報を共有しましょう。

企業理念は、その企業が目指す会社の「在り方」です。経営理念は、仕事を進める上で「意識する考え方の元」になります。

企業理念や経営理念は、短いフレーズで作成されることもあり、抽象的な文言で構成されている場合があるでしょう。不明瞭なビジョンしか伝わらないため、行動に移すのが難しくなってしまいます。

社内報を利用して、会社が示す方向性や、実現のために必要な行動が何であるか具体的に伝えるようにしましょう。

【伝え方の工夫例】

・企業理念や経営理念を具体的にイメージしてもらうために、経営者自身の実体験などのストーリーを入れる

・行動できるようにするために評価基準や評価項目を社内報で伝える

2-1-2. ネタ2|行動指針

社内報で、社員1人ひとりの行動指針を浸透させることもできます。

行動指針とは、企業理念や経営理念を実現するために、社員がどのような行動を取るべきか示すものです。

行動指針を浸透させるためには「日々の業務で実践できるかどうか」が重要な要素のひとつです。

行動指針の内容と共に、行動指針に沿った業務ができた事例を紹介することによって、どのように行動していくのかより深く理解できます。

具体的には、行動指針に伴った事例を上司やSV(スーパーバイザー)から報告してもらい、社内報で社内全体にコラムとして伝える方法がおすすめです。

例えば、行動指針に「お客様満足第一主義」とある場合、社員には顧客のニーズを理解し、そのニーズに応えるためのサービスを提供する行動が求められます。

下記のように、顧客のニーズや問題に応じられた実際の社員の事例をコラムとして紹介してみましょう。

【行動指針を掲載するコラム例】

《◯◯店の●●さんの接客事例》

お客様が探している商品が見つからない。店舗には在庫がなく、調べてみると廃盤になっていた。「これじゃないと困る」とのことだったので、他の支店に問い合わせて、まだ在庫があることを確認。入荷日を伝え、安心して購入でき喜んで貰えた。廃盤品なので、よく似た商品やこの廃盤品がリニューアルした商品のパンフレットを渡して、次に購入する際に困らないように案内した。

実例があることで、他の社員も日々の業務でマネして実践することが可能です。

コラムとして定期的に発信し、社内に行動指針を浸透させましょう。

2-1-3. ネタ3|決算報告・業績報告

社内報で決済報告や業績報告など決算情報を社員に発信していきます。

社内報では、定番のネタの1つですが、数字ばかりだと内容が難しく感じる社員もいて、社員全員に興味を持ってもらえません。

最近では、新入社員の研修のカリキュラムで財務3表「貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)・キャッシュフロー計算書(CF)」を学ぶ会社もありますが、用語を正しく理解できていないケースも多いです。

例えば、興味を持ってもらうために、他の社員を登場させて決算の解説役として登場してもらうのが効果的です。

「○○さんの解説が分かりやすい」
「経理の○○さんが決算報告で登場しているよ」

決算そのものに興味がなくても読んでもらえるきっかけになります。

他にも以下のように見せ方を工夫することで、会社の動きや情勢を明確に伝えることが可能です。

【見せ方の工夫例】

・「売上は上がっているけど、なぜ利益が減っているのか」など読み解くポイントを解説

・同業の会社と比較し数値を見える化

・主力商品の売上を併記して自分たちの仕事の貢献度を見える化

2-1-4. ネタ4|CSRやSDGsの取り組み

社内報でCSRやSDGsの取り組みを取り上げることで、会社がどのように、社会的にどう貢献しているのか浸透させます。

社内報でCSRやSDGsを共有することでは、会社のイメージ向上・インナーブランディングにつながります。しかし、多くの社員にとっては他人事に感じ、読んでもらえない場合も多いでしょう。

例えば、

「□月○日に●●●が実施されました」

とイベント内容と写真を事実ベースで報告したとします。

CSR活動に参加していた人は「知っているよ」、参加しなかった人は「ふーん」とスルーされて終わってしまいます。特に、自分に関係のない情報は、なかなか読む気にはなりません。

読んでもらうためには「自分にも関係している」と思わせることが重要です。以下の内容を記事に盛り込みましょう。

【盛り込む内容例】

・この取り組みの目的は何なのか

・この取り組みが社員にどう関係しているのか

・参加者や社内の人からどんな反応があったのか

・参加した人は、どんなことを得たのか

2-1-5. ネタ5|社内規則や新ルール

社内報では、社内規則や新ルールなどの周知を行うことができます。

社内報で発信することによって、社員全員が同じ情報を共有でき「会社ルールについて知らない」ということを極力なくせるでしょう。安心して働ける環境づくりにもつながります。

社員が理解しやすいようにするために、

  • ・規則やルールができた背景や目的
  • ・どのような効果が期待できるか
  • ・具体的に遵守して欲しい事項・注意点
  • ・お問い合わせ先部署

などを掲載しましょう。

【ポイント】

社員が社内規則や新ルールは、疑問点や戸惑うこともあるかと思います。

どの部署の誰に連絡すればいいのか明確にしておくことで、質問や疑問点を解決できます。スムーズに問題解決できるためにも、部署や担当者の「お問い合わせ先」を記載しておきましょう。

2-2. 経営陣からのメッセージ

企業理念や経営理念などを共有させるために、経営陣からのメッセージを社内報に掲載することも有効です。

一般の社員は、経営陣と接点がない人が多いです。

社員全員が閲覧できる社内報でメッセージを発信することで、経営陣の考え方や人となりを知ることができます。会社全体のビジョンや目標、方針を明確に伝えられ、モチベーション向上の材料となるでしょう。

例えば、以下の企画・ネタを発信することで、社員が会社の理念や経営陣の考え方の理解を深められ、帰属意識を高められます。

2-2-1. ネタ6|会社の方針や戦略について、社員への思いを伝える

経営陣が発信する、会社の方針や戦略について、社員への思いを掲載します。

経営陣が直接メッセージを発信することで、納得感や信頼感が生まれ、社員のモチベーション向上や意識改革につながります。

2-2-2. ネタ7|年度終わり&年度初めなど区切りの挨拶

年度終わりや年度初めなどの区切りの挨拶を掲載します。経営陣からの感謝の言葉や労りの言葉を伝えることで、帰属意識が高まります。

新年度の方針・方向性を共有することも可能です。

2-2-3. ネタ8|経営陣へのインタビュー企画

経営陣へのインタビューをする企画です。会社の理念やビジョンを共有するのはもちろん、現場の課題や社員のスキルアップ、経営陣と社員のコミュニケーションの活性化を図ることもできます。

例えば、

  • ・現場で取り組んで欲しい事柄
  • ・新規事業に取り組む経緯
  • ・社員に身につけてもらいたいスキル
  • ・経営陣自身に対する質問企画(新入社員~若手社員時代のエピソード、趣味・特技など)

などをインタビューしてみましょう。

一般社員へ普段あまり伝えられない役員の考え方や経験を知ることで、経営陣と社員の信頼関係の向上が期待できます。

2-2-4. ネタ9|社長が社員の質問に答えるQ&Aコーナー

社長や役員などの経営陣が社員の質問に答える企画です。社員から質問を募集し、ピックアップしたものを応えてもらい記事にします。

社内報を通じてコミュニケーションが取れるので、経営陣と距離を縮めたり、親近感を抱いたりするきっかけとなるでしょう。

社員の気になることや疑問に思っていることを直接聞くことができるため、業務の問題解決にもつながります。

【Web社内報で経営陣からのメッセージを発信することのもおすすめ!】

近年では、Web社内報に動画を用いて経営陣からメッセージを発信する企業も増えています。表情が見えることで、より熱量が伝わり、社員のモチベーション向上につながります。

3. 社内報のネタ②社内の新サービスや業界の最新情報を共有するネタ10選

社内報のネタ②社内の新サービスや業界の最新情報を共有するネタ10選
社内の新サービスや業界の最新情報を共有する、社内報のネタをご紹介します。

社員の生産性向上やスキルアップ、業務改善につながる情報を提供しましょう。

大きく2つに分けてネタをご紹介します。

  • ・社内の最新情報ネタ
  • ・業界の最新情報ネタ

3-1. 社内の最新情報ネタ

まずは、社内の最新情報のネタをご紹介します。

3-1-1. ネタ10|新商品・新サービスの情報提供

社内報で、新製品や新サービスの情報提供を行います。

新製品や新サービスの情報提供は、定番のネタです。しかし、新商品や新サービスの機能やスペック、仕組みだけを解説しても「そんなの知っているよ」と関心を持ってもらえません。

新商品や新サービスは、新たな売上獲得を狙える武器です。社員が知りたい情報は、客にどのような利便性をもたらし、顧客を呼び込むことができるかといった「ベネフィット」です。

例えば、以下のような情報を入れてみましょう。

【ベネフィットが伝わる新商品・新サービスの情報】

・顧客への利便性を説明

・具体的な活用事例を紹介

・社内報担当者がモニターとなって顧客視点でレポート

ベネフィットを提供できる情報を社内報で提示してあげることによって、社員の業務に活かすことができ、スキルアップにつながるでしょう。

3-1-2. ネタ11|新店舗・新拠点を紹介

社内報で、新店舗や新拠点を紹介するのもおすすめです。

社内全体で新しい店舗や新しい拠点を盛り上げられるだけでなく、他の店舗や拠点の業務改善につながります。

「周辺エリアの基本情報」や「店舗・拠点の雰囲気」、「どんなメンバーが働くのか」といった情報はもちろん、以下の情報を盛り込み、共有しましょう。

【新店舗・新拠点を紹介する際に入れる情報】

・従来の店舗や拠点と比較して違う点を紹介

・新店舗で始めた新しい取り組みを紹介

・新店舗で提供する有力な商品・サービス

これらは、会社の取り組みや戦略を知ることができる内容です。新しいアイデアや取り組みを他の店舗・拠点に落とし込んだり、導入したりすることで業務改善につながります。

3-1-3. ネタ12|社内の勉強会・講習会のお知らせ

社内の勉強会や講習会、研修の情報をお知らせします。

勉強会や講習会は、社員のスキルアップに役立つ情報です。社内報で知らせることによって、社内全員に漏れなく伝えることができます。

参加したい方や対象者が参加できるように、以下の情報を掲載しましょう。

【社内の勉強会・講習会に入れる情報】

・勉強会の目的

・勉強会で得られるスキル・内容

・日時

・場所(オンラインの場合はURL)

・対象者

・持ち物

・お問い合わせ部署・担当者

3-1-4. 新規事業に関する情報

新規事業に関する情報は、社内報に掲載するネタとしておすすめです。

特に新規事業は、社内での注目度が高いです。新規事業についての情報を知ることで、他の社員からの意見や提案が出やすくなり、新規事業の成功につながりやすくなります。

さらに、新規事業が成功すれば、会社を成長させる糧になるため、社員のモチベーション向上が期待できます。

新規事業の進捗に応じて、以下のような企画・ネタを定期的に提供しましょう。

①ネタ13|新規事業の概要・立ち上げる背景

新規事業を立ち上げるにあたっての計画や、立ち上げる理由や経緯などを紹介します。

②ネタ14|新規事業の進捗を報告

新規事業の進捗を報告しましょう。新規事業の展望や将来性など、成長の見込みについて伝えることで、社員のモチベーション向上が期待できます。

③ネタ15|新規事業の課題や問題点を挙げて、社員からの意見やアイデアを募集

課題や問題点があれば、報告しましょう。

同時に、社員の意見やアイデアを募集することによって、提案が出やすくなり、事業の成功につながりやすくなります。

④ネタ16|新規事業担当者にリアルな悩みや喜び、成功などをインタビュー

新規事業の担当者にリアルな悩みや喜び、成功などをインタビューしましょう。

担当者の成功体験や課題を共有することで、他の社員の学びになったり、業務に活かしたりすることができます。

3-2.  業界の最新情報ネタ

社内報で、自社に関連する業界の最新情報や動向、取り組みに関連する最新ニュースなどを共有します。

これらの自社に関連する業界の最新情報やニュースなどは、社員教育になるコンテンツです。

例えば、小売業であれば、業界の売れ筋商品を紹介することによって、今のトレンド情報を元に、社員1人ひとりの接客や商品の発注、買い付けなどに活かすことが可能です。

社内報を通じて業界の最新情報を発信し、社員の知識向上やスキルアップ、業務改善に役立てましょう。

具体的なネタは、以下の通りです。

3-2-1. ネタ17|業界の最新ニュース・動向を紹介

自社に関わる業界の最新ニュースや競合他社の動向などを紹介します。

市場の状況を把握することで、社員の業務に活かすことが可能です。

3-2-2. ネタ18|業界が抱える課題についてレクチャー

社内報で、業界が抱える課題についてレクチャーしましょう。業界の課題や問題点を理解し、業務に取り組むことができます。

3-2-3. ネタ19|新サービス●●のお試しレポート

競合他社の新サービスを実際に試してレポートします。競合他社の戦略やアプローチを知り、自社のサービス改善や新たなアイデアの発見につながります。

4. 社内報のネタ③社内コミュニケーションのきっかけになるネタ27選

社内コミュニケーションのきっかけになるネタ27選
ここでは、社内コミュニケーションのきっかけとなる、社内報のネタをご紹介します。

他部署や他拠点、または、普段あまり交流しない社員を知るきっかけとなるネタです。

  • ・社員・部署・会社に関するネタ
  • ・座談会のネタ・企画
  • ・トレンドやエンターテイメント性に富んだネタ
  • ・アンケートや意見

上記の4つに分けてご紹介します。

4-1. 社員・部署・会社に関するネタ

まずは、社員・部署・会社に関するネタを見ていきましょう。

4-1-1. ネタ20|既存社員の自己紹介・社員紹介

働いている社員の自己紹介・社員紹介のネタです。

自己紹介や社員紹介は定番ですが、普段業務と関りがない社員や、同じ部署でもタイミングが合わずに交流がない社員などの理解を深めて、コミュニケーションが生まれるきっかけとなります。

  • ・所属部署
  • ・出身地、出身大学
  • ・入社理由

など仕事に直結するプロフィールはもちろん、

  • ・趣味
  • ・特技
  • ・性格

など、その人の人柄や個性を引き出す情報を盛り込みましょう。

【構成の工夫2点】

①具体的な質問を入れ込む

具体的な質問項目を用意すると、人柄や個性を引き出す内容になります。

・自分自身の性格で1番気に入っているところは?

・何をしているときが最も自分らしいと感じる?

・これだけは誰にも負けない!という特技や自慢話は?

など、具体的に質問項目を作ってみてくださいね。

②リレー形式にする

リレー形式にして最後の質問で次の人を選択する運用もおすすめです。社内の意外なつながりが見えて盛り上がりやすくなるでしょう。

4-1-2. ネタ21|新入社員・中途社員・内定者の社員紹介やインタビュー

新入社員や中途社員が入社したタイミングでの社員紹介や、内定者へのインタビューの企画をします。

これから入社する新人は、自己紹介で自分のことを知ってもらうことで、会社に馴染みやすくなり、安心して仕事ができるようになります。また、既存の社員は、これからどんな人と一緒に働くのかが分かり安心できます。

人柄やその人の個性が分かる質問や自己紹介のフォーマットを作るのがおすすめです。

社内報の社員紹介について詳しく知りたい方は、こちらの「社内報で社員紹介するメリット4つ」をご覧ください。

4-1-3. ネタ22|店舗・支店を紹介

店舗や支店など自分たちが働く職場を紹介してもらいます。

他の店舗で働く社員はどんな人がいるのか、どんな雰囲気の職場なのか知ることができ、拠点を超えてコミュニケーションが取りやすくなります。また、立ち寄った際に、話題が生まれ、交流が活性化するきっかけとなります。

具体的には、以下のようなことを紹介してみましょう。

【店舗・支店紹介の内容】

・働いているメンバーの紹介

・●●店舗で働く従業員の声

・オフィスや店舗の様子・雰囲気が分かる写真

・職場周辺のお気に入りスポット

・職場の地域のおすすめの食べ物・地酒・名産品など

4-1-4. ネタ23|部署の仕事紹介

部署やチームの仕事の紹介をします。

自分たちが取り組んでいる以外の部署やチームは、どんな業務をしているのか知らないことも多いでしょう。

部署やチームを超えて仕事内容が分かると、相互理解が進み、業務の連携が取りやすくなります。

【部署・チームごとの仕事紹介】

・部署独自の業務内容を分かりやすく解説

・どのような形で他部署と業務に関わっているか説明する

・意外と知られていないその部署の裏話

4-1-5. ネタ24|社内のクラブ活動を紹介

社内報で、社内のサークル活動を紹介します。

会社のクラブ活動は、部署や役職を超えた交流が取れる場です。クラブ活動が活性化することで、社内の話題に上がりやすくなり、垣根を超えたコミュニケーションの促進が図れます。

掲載後に「この部に入ってみたいな」と思ってもらうまではいかなくても、話題に上がる内容を掲載しましょう。以下の情報を掲載するのがおすすめです。

【社内クラブ活動の紹介内容】

・人数、男女比、年齢、チームの雰囲気

・活動場所、活動時間、活動頻度

・活動の様子を写真や動画で掲載

・入部後のメリットを明確に紹介(入部したら体力がつく、ダイエットになる等)

4-2. 座談会のネタ・企画

座談会のネタや企画をご紹介します。

4-2-1. ネタ25|新入社員や内定者の座談会

新入社員や内定者の座談会を企画します。

自己紹介をすることで、会社に馴染みやすくなる効果はもちろん、新入社員や内定者といった新人の人柄が理解でき、既存社員が受け入れる準備をする効果があります。

入社前・入社したての新人は、1対1のインタビューだと緊張してしまいます。期になるメンバーとの座談会では、リラックスをして話ができるため、人柄が分かりやすくなるでしょう。

よりリラックスして座談会を盛り上げるために、事前にテーマや質問内容を伝えておきましょう。

【新入社員や内定者座談会のテーマ例】

・入社しようとしたきっかけ

・学生時代にやっておいてよかったこと

・入社への期待や不安について

・入社して驚いたこと

・挑戦してみたい仕事

・新人研修はどうでしたか?

4-2-2. ネタ26|同期社員の座談会

同期社員や入社時期が近い社員同士で話す座談会もおすすめです。

他部署や他拠点、異職種の同期は、どんな人がいるのか知らない場合もありますよね。違う職種などの仕事に目を向けるきっかけとなり、コミュニケーションが促進されます。

また、部署や拠点を超えて頑張る仲間の姿を知ることで、モチベーションが上がる効果も期待できます。

緊張せず対談ができるようにするために、事前にテーマを伝えておきましょう。

【同期座談会のテーマ例】

・仕事でやりがいを感じること

・直近の目標と10年後の目標

・上司や後輩との関係

・部下とのコミュニケーションについて

・自分の部署に欲しい人材

・新人時代を振り返って

・仕事のストレス解消法について

4-2-3. ネタ27|パパママ社員の座談会

パパママ社員の座談会企画・ネタもおすすめします。

近年働き方改革に伴い、子育てと仕事の両立が可能な働き方の見直しが行われています。

パパママ社員の座談会を行うことで、子育てと仕事を頑張っている社員同士が情報交換することが可能です。また、これから子育てと仕事を両立したいと考えている社員の参考になる効果も期待できます。

以下のようなテーマで座談会をしてみましょう。

【パパママ社員の座談会のテーマ例】

・育休復帰後の職場の体験、大変だったこと

・子育てと育児の両立で大変だったこと、工夫していること

・あったらいいなと思う育児支援制度

・男性育児休暇、実際に取得してみてどうでしたか?

・今だから言える男性育児休暇を取りたいといったときの職場・上司の反応

4-3. トレンドやエンターテイメントなネタ

ここでは、トレンドやエンターテイメントな社内報のネタをご紹介します。

いつも堅い社内報ばかりだと、興味・関心を持って読んでくれなくなります。箸休め的なネタをはさむことによって、社員が興味を持ち、コミュニケーションのきっかけとなります。

4-3-1. 季節ネタ

季節にちなんだネタは、社員の興味や関心を引き出しやすいテーマです。

「社内報で、GWの過ごし方が載っていたけど、●●さんは、GWどこか行くの?」といったように社員同士のコミュニケーションのきっかけになりやすいでしょう。

マンネリ化したときやネタ切れの際など、社内報のネタに困ったときにもおすすめします。

①ネタ28|【春】花粉症対策のお役立ち情報

花粉症対策のお役立ち情報を掲載します。花粉症と風邪・感染症の見分け方などの情報を合わせて掲載することで、社員の健康管理を促進することが可能です。

②ネタ28|【春】新人におすすめの業務に役立つアイテム

新入社員や中途社員などの新人に向けて、業務に役立つアイテムを紹介します。

仕事の効率化や生産性の向上にもつながります。

③ネタ30|【春】GWの過ごし方ランキング

社員のGWの過ごし方や旅行先などを紹介します。社員にアンケートを実施し、掲載することで、社内の話題になり、コミュニケーションのきっかけになるでしょう。

④ネタ31|【夏】梅雨でも楽しめるインドアな趣味

梅雨になると、雨がたくさん降り、外出が難しくなりますよね。

そんな時期に、梅雨でも室内で楽しめる趣味を紹介しましょう。おすすめの映画や屋内でできるスポーツなど、社員同士のつながりを深めるきっかけになる情報がおすすめです。

⑤ネタ32|【夏】職場の周りの夏祭り特集

職場の周りで行われる、夏祭りを紹介します。

イベント情報を共有することで、交流する機会となるでしょう。

⑥ネタ33|【夏】夏バテを乗り切る対策方法

夏バテ対策や熱中症予防の対策方法を紹介します。

会社として社員の健康を管理することは重要です。クールビズの服装や水分補給の大切さなど掲載するとよいでしょう。

⑦ネタ34|【秋】日常にも使える我が家の防災グッズ

日常にも使える防災グッズを紹介します。

9月1日は、防災の日です。近年は、台風や地震などの災害が多数発生している影響で「何か対策をしておかないと」と考えている人も多いはずです。

会社全体の防災意識を高めるとともに、個人ができる防災対策を共有しましょう。

⑧ネタ35|【秋】●●社員推薦!秋の夜長におすすめの読書

社員の推薦するおすすめの本を紹介します。

知っている社員が紹介することで、普段本を読まない人にも興味を持ってもらうきっかけになるかもしれません。

仕事で役立つビジネス本や息抜きになる小説、漫画などを組み込むと興味関心を持ってもらい、話題になるでしょう。

⑨ネタ36|【秋】社員の手作りお弁当特集

社員の手作りお弁当の写真やお弁当にしている経緯などを掲載します。

  • ・ご家族に作ってもらっている
  • ・自分で作っている
  • ・節約のために作っている

などお弁当から社員の人柄が見え、交流のきっかけになります。

⑩ネタ37|【冬】新年を迎える前の大掃除特集

年末の大掃除シーズンに掃除のコツやノウハウを紹介します。

仕事の集中力アップのために、掃除は効果的です。SNSで取り上げられている汚れが落ちやすい方法や、おすすめの掃除グッズなどを紹介してみましょう。

⑪ネタ38|【冬】社員の去年を振り返り、新年の抱負

社員の去年の振り返りと新年の抱負を集めて掲載します。

  • ・去年の実績や目標達成できたかどうかの振り返り
  • ・今年の達成したい目標
  • ・プロジェクトに対する意気込み

などです。社員の意気込みに感化されて、他の社員の意欲を向上させられるでしょう。

また、趣味などのプライベートの振り返りや抱負を掲載することによって、その社員の人柄が伝わり、交流の活性化につながることも期待できます。

⑫ネタ39|【冬】冷え性女性社員に聞いた、今日から使える寒さ対策

会社やプライベートで役に立つ、防寒対策を紹介します。

実際に冷え性で寒さ対策をしている社員に、おすすめの防寒グッズを紹介してもらったり、工夫している点などをインタビューしたりして、紹介します。

社員の体調管理につながるほか、知っている社員を掲載することで、話題が生まれコミュニケーションのきっかけになるでしょう。

4-3-2. エンタメ要素が高いネタ・お役立ち情報

エンタメ要素が高いネタやちょっとしたお役立ち情報を掲載します。

堅くなりすぎない内容なので、興味・関心を持って読んでもらえる内容です。社内報で紹介したネタをきっかけに、コミュニケーションの活性化が期待できます。

①ネタ40|同じ出身地の社員によるお国自慢大会

同じ出身地の社員が集まって、その土地の自慢やご当地ネタを発表して貰い、社内報に掲載します。

その土地の自慢できるスポット・観光名所やおすすめのお土産、グルメ、特産品などを紹介します。読者の気持ちをやわらげ、会社内のコミュニケーションのネタとなるでしょう。

リレー形式で各出身地のおすすめを募ると盛り上がるかもしれませんね。

②ネタ41|会社周辺のグルメマップ

会社周辺のグルメマップを紹介します。

例えば、

  • ・○○社員の定番の定食屋
  • ・通しか知らない穴場のラーメン屋
  • ・行列のできるケーキ屋さん

などを掲載します。

社員同士で「休憩時間や仕事終わりに行ってみたいね」と交流を活性化させることが可能です。

③ネタ42|意外と知らないビジネスマナー

社内報で、ビジネスマナーについて紹介します。

新入社員が入社した時期にはもちろん、既存社員のビジネスマナーの復習にもなります。

  • ・メールの書き方(CCとBCCの使い分けなど)
  • ・テーブルやタクシー、エレベーターの上座や下座
  • ・上司とのLINE連絡の取り決め・マナーについて
  • ・間違いやすい敬語

社外とのビジネスシーンで活かすことができるほか、社内のコミュニケーションの円滑化にもつながります。

4-3-3. アンケート企画・ネタ

アンケート企画を実施することもおすすめです。

社員1人ひとりの情報や意見が分かるので、興味を持ち読んでもらいやすく、会話のネタにもなります。カジュアルなものから会社への改善提案まで、アンケートを取るだけでもさまざまなコンテンツを作ることが可能です。

しかし、ただアンケートを実施するだけでは、回答が集まらない可能性があります。回答しやすくするために、自由記述だけでなく選択形式で答えられるものを用意しましょう。

また、参加者を多く集めるために、自社ノベルティプレゼントなど特典を用意するのもおすすめです。

①ネタ43|社内の改善したいところ

社内で困っていることや良くしたいことをアンケートする企画です。

「業務改善というほどじゃないけど、冷房の温度調節が難しい」など遠慮することなく、率直な声を出すことができるようになり、社内が活性化します。

さらに、会社環境を良くするヒントが貰えます。その課題を解決することによって、社内が快適になり、社員のモチベーション向上につながるでしょう。

②ネタ44|参加してよかった社内行事ランキング

社内報で、参加してよかった社内行事のアンケートを取り、ランキング形式で紹介します。

社員が楽しんで参加できる社内行事の傾向を知ることができ、今後の企画の参考になります。

「あの行事良かったよね」、「また参加したいね」と親睦を深めることも期待できるでしょう。

③ネタ45|数字で見る社員の属性分布

社員にアンケートを取り、属性をグラフで分かりやすく紹介します。

例えば、

  • ・年齢
  • ・性別比率
  • ・出身地
  • ・出身大学
  • ・配属部署

を掲載します。

社員同士が自分と共通点がある人が居るということに気づくことで、親近感を抱き、社員同士の交流が促進されるでしょう。

④ネタ46|わたしは○○派!社内の白熱論争

社内報に限らず、「私は犬派!私は猫派!」などの話題は会話が弾むネタではないでしょうか。アンケートを取り、論争した結果を掲載しましょう。

例えば、

  • ・犬派or猫派?
  • ・朝食はご飯派orパン派?
  • ・デザイン重視派or機能重視派?

など、どちらを選んでも悪くないけど、こだわりのあるテーマは、共感したり違いを発見したりと盛り上がるトピックスです。

普段社内報を読まない人でも、どんな意見があるのか気になり、ページをめくるきっかけとなるでしょう。

5. 社内報のネタ④社員のモチベーションをアップさせるネタ9選

社員のモチベーションをアップさせるネタ9選
社員のモチベーションをアップするネタをご紹介します。

日頃見えづらい社員の努力や成果を発表する内容や、やる気につながる福利厚生や会社施設の内容などを社内報に掲載しましょう。

ここでは、大きく2つに分けてご紹介します。

・社員の表彰・エピソード・活躍に関するネタ

・会社環境や制度にまつわる情報ネタ

5-1. 社員の表彰・エピソード・活躍に関するネタ

まずは、社員の表彰・エピソード・活躍に関する社内報のネタをご紹介します。

5-1-1. ネタ47|社内表彰者・MVP受賞者へのインタビュー

社内表彰者やMVP受賞者へのインタビューを行います。

受賞者の貢献を称えるほか、他の社員の刺激になり、社内全体にモチベーションアップさせる狙いが目的です。

受賞したという事実を伝えるだけでなく「どんな人なのか」、「どんな仕事を頑張っているのか」など普段の仕事の取り組み方が分かるコンテンツに仕上がると、他の社員の参考になります。

受賞者のインタビューを通じて、仕事への熱意が伝わりモチベーション向上につながります。

以下のようにインタビューを行いましょう。

【社内表彰者・MVP受賞者へのインタビュー例】

・普段はどのような仕事に取り組んでいるのか教えてください

・仕事を行う上で大切にしていることはなんですか?

・受賞して、率直にどう感じましたか?

・特に悩んだことや嬉しかったことはありますか?

・今後の目標について教えてください

5-1-2. ネタ48|ベテラン社員の「社内履歴書」

ベテラン社員の「社内履歴書」を社内報に掲載します。

社内履歴書とは、会社に入社してから今に至るまでの、職務歴や成果など、変化や出来事をまとめた記事です。

ベテラン社員の経験や身につけたスキルなどを紹介することによって、若手社員や中堅社員の考え方や行動の規範となり刺激を与えることができます。また、ベテラン社員にとっても自己の振り返りができ、今後のキャリアアップやモチベーションを向上につながります。

以下の内容をまとめて掲載しましょう。

【社内履歴書で掲載する内容例】

・職務経験

・身につけたスキル

・社内で取得した資格

・プロジェクトの成果

5-1-3. ネタ49|○○さんに1日密着

活躍している社員に密着して、どんな仕事を行っているのか紹介するネタです。

業務の取り組み方を参考にできるので、他の社員の業務の参考になったり、刺激を貰えたりします。結果、業務改善やモチベーション向上につながります。

社内報の担当者が実際に密着するのが難しい場合は、以下のフォーマットを該当者に提出を協力してもらうことで、コンテンツを仕上げられます。

【フォーマット例】

・1日のタイムスケジュール

・業務の姿や職場の雰囲気が分かる写真

・毎日行っている業務内容や仕事内容について

5-1-4. ネタ50|今だから笑える私の失敗談

今だから笑える私の失敗談を紹介してもらいます。

具体的にいうと、社員から仕事の失敗談や失敗エピソードなどをインタビューして紹介します。

取り返しのつかない失敗はネタにできないのですが、思い出すだけで恥ずかしくなるけど、人に話したくなる失敗談は誰もが持っているはずです。

活躍している社員や管理職の人が若手社員のころにした失敗などを紹介することで、意外な一面を見ることができ、興味を持ってもらいやすいでしょう。

他の人から学びを得てもらうことはもちろん、失敗を恐れずにチャレンジするといった風土づくりにおすすめです。

【インタビュー例】

・失敗した背景や原因は?

・どのように対処したのか?

・失敗から学んだことは?

・失敗しないために、どのように改善したのか?

5-1-5. ネタ51|お客様の声

お客様から頂いた「お喜び」や「感謝」の生の声を社内報で発信します。

自分の仕事がどのように、役立っているのか知ることができて、モチベーションアップにつながります。普段、お客様との関りがない人も、自分の仕事がどのように喜ばれているのか知ることで、やりがいを感じられるでしょう。

例えば、小売業のバイヤーをしている人は、直接お客様と接することがなく、直接評価をいただくことはありません。しかし、お客様の評価を社内報で共有することで、バイヤーは自分たちの仕事がお客様に喜ばれていることが分かります。

社内報を通じて、お客様の声を発信し、モチベーション向上につなげましょう。

【お客様の声の集め方】

・喜んでいただいたエピソードなど現場から募集する

・現場に協力を得てお客様に商品や製品に関するアンケートを実施する

・カスタマーセンターなどの部署から「お客様の声」を提供してもらう

5-2. 会社環境や制度にまつわる情報ネタ

ここでは、会社環境や制度にまつわる情報のネタをご紹介します。

5-2-1. ネタ52|福利厚生制度を紹介

社内報で、会社の福利厚生について紹介します。

福利厚生制度は、長年働いている社員でも詳しく知らない場合があり、まったく利用していない人も少なくありません。

社内報で福利厚生制度を紹介して利用率を高めることで、会社に対する満足度や働くモチベーションを高める効果を期待できます。

【ポイント】

実際に活用している社員の声や体験談を合わせて紹介すると「私も使ってみたい」と思ってもらいやすくなります。

《体験談の例》

・福利厚生で安くスポーツジムに通えたから、ダイエットに成功した

・時短勤務制度を利用して、子育てと仕事を両立している

・仕事に必要な資格を取るときに、費用を補助してくれた

5-2-2. リモートワークに関するネタ

リモートワークに関するネタもおすすめです。

リモートワークなど新しい働き方を導入している会社もあるでしょう。感染症対策や通勤時間が無くなるなどメリットがありますが、コミュニケーションが難しくなるとデメリットもあります。

コミュニケーションが減ることで、仕事に対するモチベーションの低下や離職のリスクが増えてしまいます。

リモートワーク中の仕事が捗るネタや、社員同士のつながりが感じられるネタを用意して、モチベーションアップにつなげましょう。

①ネタ53|社員に聞いたこだわりのデスクアイテム紹介

リモートワーク時に使っている便利なデスクアイテムを紹介してもらいます。

職場とは異なり、自宅では、机や椅子など仕事に適した環境が整っていないこともあります。実際に、他の社員がどんな環境で働いているのかは、社員の関心も高く参考になる情報です。

例えば、

  • ・疲れにくいトラックボールマウス
  • ・リビングに置けるこだわりのおこもり個室デスク
  • ・目が疲れにくい外付けのディスプレイ

などこだわりの便利アイテムを写真付きで紹介してもらいます。参考になる情報があれば、私も購入してみようと思ってもらえます。

自宅でのワークスペースが整えば、業務効率向上やモチベーションアップが期待できますので、好事例を紹介してみましょう。

②ネタ54|リモートワーク中にリフレッシュできる簡単ストレッチ

自宅で簡単にできるストレッチを紹介します。

リモートワーク中の運動不足に陥りがちです。運動不足になると、全身の血液の流れが悪くなり、肩こりや腰痛の原因になり、仕事の効率が悪くなってしまいます。

社員の健康管理に役立つだけでなく、気分をリフレッシュできるので、自宅でも仕事に集中できるようになるでしょう。

③ネタ55|リモート飲み会・オンラインイベントの告知

社内報で、業務以外のリモート飲み会やオンラインイベントの告知をします。

リモートワークが始まる前の環境では、ランチタイムや就業時間前後に業務に関係のない話をするタイミングも多くありました。

しかし、リモートワークだと、業務以外の内容について話をするタイミングがありません。

オンライン上で社員同士の交流を促す場を設けることにより、社員同士の距離が縮まり、チームワークが深まります。結果、会社への帰属意識が高まるでしょう。

6. 社内報の読んでもらえるネタ探しの3つのコツ

社内報の読んでもらえるネタ探しの3つのコツ
これまで、多くのネタをご紹介しましたが「あまり閲覧してもらえなくて困っている」と悩みを持つ方もいらっしゃるのでしょうか。

社内報を読んでもらうためには、社員の興味・関心を持つネタを掲載する必要があります。

なぜなら社内報は、社員に向けた情報発信の手段だからです。興味を持ってもらえる内容でなければ、読んでもらえませんし、効果的に情報を伝えられません。

ここでは、社内報の読んでもらえるネタ探しのコツをご紹介します。

社内報の読んでもらえるネタ探しのコツ
覚えておきたいネタ探しのコツは上記の4つです。順番に解説します。

6-1. 世間のトレンドやバズっているコンテンツをチェックする

世間のトレンドやバズっているコンテンツをチェックしましょう。

ニュースや記事、SNSなどで人気があるコンテンツは、社員も興味や関心を持つ内容の可能性が高く、読んでもらいやすいからです。

政治・経済などの時事ネタはもちろん、業界ニュースやビジネス全般で話題になっているニュースは、自分からは調べない方も多いですが、関心をがあるネタです。

以下のように業界ニュースと業務について絡めることで、より関心を持ちやすくなります。

例えば、ドラッグストアの業界ニュースでは「スギ花粉の飛散量が多く花粉症に苦しむ人が多いだろう」と注目されているとします。

社内報で、花粉情報のニュースを取り上げるとともに、業務に関する情報も併せて掲載します。

  • ・花粉症の医薬品のディスプレイを目立たせるように、○○店のように工夫をしましょう。(ディスプレイの写真も掲載する)
  • ・花粉対策できる眼鏡やマスクの展開も合わせて行いましょう。

業務に関係する有益な情報も加えてあげることで、関心を持ち、読んでもらいやすくなります。

世間のトレンドやバズっているコンテンツは、ニュースサイトのトップニュースに掲載されているトピックスや、SNSのトレンド入りから探すことが可能です。

6-2. 社内でどんなことが話題になっているかリサーチを行う

社内でどんなことが話題になっているのかリサーチを行いましょう。

なぜなら、今社員が何に関心を寄せているのか知ることができるからです。

社内報は、社員とのコミュニケーションツールです。広報や会社が伝えたい情報だけ掲載しても読み飛ばされてしまいます。

例えば、社内で社員旅行の計画について話題になっているとします。その場合、

  • ・旅行に持っていきたい必須アイテム○選!
  • ・○○県のおすすめ観光スポット!

など、話題になっている情報を元にネタを考えることができます。

以下の方法で、社内でどんなことが話題になっているのか、リサーチしてみましょう。

【話題リサーチの方法】

・アンケートを実施する

・流行に敏感な社員、新しい物好きな社員などにヒアリングする

・社内SNSでどんなトピックスが取り上げられているのか確認する

6-3. 過去の人気記事の傾向を分析する 

過去の人気記事の傾向を分析しましょう。

なぜなら、社員の興味・関心があるネタを把握することができ、社員にとって有益であるコンテンツを提供することができるからです。

例えば、過去の記事をさかのぼって、「写真がたくさん使われている記事は見やすいと評判だった」、「○○の1日密着取材は意外な一面が知れて面白かった」、「仕事の進め方の参考になった」など人気がある記事や話題に上がった記事の傾向がつかめるはずです。

上記のように、○○の1日密着取材が人気だったのであれば、再びその社員を取材したり、関わりのある社員にその社員の良いところや凄いところを取材したりと、企画を展開することもできます。

どんな記事に反響があったのか人気記事を参考に、ネタを探してみましょう

◆Web社内報で過去の人気記事を詳しく分析できる

Web社内報を導入しているのであれば、過去の人気記事を詳しく分析できます。

なぜなら、Web社内報の多くは、記事それぞれの閲覧数を把握することができるからです。

読まれる記事の傾向をデータとして数字で詳しく分析できるため、社員にとって興味・関心があり読みたいと思ってもらえる情報を提供できるようになります。

まだWeb社内報を使っていない会社は、Web社内報の導入を検討してみましょう。

Web社内報なら『WORK STORY』がおすすめ!

Web社内報なら『WORK STORY』がおすすめ!

「過去の記事をもっと楽に分析できるようにならないかな?」
「企画を立てやすくするフォーマットはないのかな?」

こんなお悩みはございませんか。こういった場合には、弊社の「WORKSTORY」がおすすめです。

「WORKSTORY」は、社員のエンゲージメントを向上させるWeb社内報です。会社の理念浸透や社員同士の相互理解など社内の活性化に貢献できます。

WORKSTORYでは、

  • ・社員の利用状況を可視化
  • ・スムーズなコンテンツ企画が可能
  • ・タイムリーに情報を共有

することが可能です。

◆社員の利用状況がわかる

紙の社内報では、本当に読んでもらえているのか分からないですよね。

「WORKSTORY」では、会社全体・チーム・個人別に利用状況をグラフで確認でき、会社の理念などの情報をどれだけ浸透しているのか把握することができます。

どんなコンテンツがよく読まれるのかデータで分析ができ、社員にとって興味・関心を持てる内容を発信することが可能です。

◆スムーズなコンテンツ企画が可能

社内報のネタをご紹介しましたが、そのネタを魅力的にみせるコンテンツのフォーマットを用意したり、構成を考えたりするのも大変ですよね。

「WORKSTORY」では、様々なフォーマットをご用意しています。

  • ・新人紹介
  • ・社長対談
  • ・チーム座談会

など、コンテンツの構成を考えなくても簡単に作成できます。

◆タイムリーに情報を共有

「WORKSTORY」では、タイムリーに情報共有が可能です。

社内の大きなイベントやプロジェクトやラフな飲み会まで、すぐに情報を共有できます。社員に気軽に参加を促し、社内を活性化させます。

また、提出物や健康診断など、確実に見てもらいたい情報も、見逃さないようにファーストビューに表示してくれます。

そのほか、必要な資料を集約したり、動画で役員などの理念メッセージをスムーズに伝達したりと、様々な機能もございます。

Web社内報「WORKSTORY」の詳細について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

7. まとめ

社内報におすすめのネタについてご紹介してきました。最後に、この記事の内容についてまとめておくので振り返ってみましょう。

社内報を発行する目的を明確にして、目的に沿ったカテゴリーでネタを考えることが重要です。

会社の課題や問題点などの解決したい情報・伝えたい情報をたくさんの社員に届けることができ、社員のエンゲージメントを高めることができます。

社内報のネタを考える前に、目的を確認しましょう。

【目的別|社内報に使えるネタの4つのカテゴリー】

・経営理念やビジョンを共有する

・社内の新サービスや業界の最新情報を共有する

・社内コミュニケーションのきっかけにする

・社員のモチベーションをアップさせる

社内報のネタについてもう一度確認したい場合は、下記のカテゴリーのリンクからご覧ください。

社内報の読んでもらえるネタ探しの3つのコツは以下の通りです。

【社内報の読んでもらえるネタ探しの3つのコツ】

・世間のトレンドやバズっているコンテンツをチェックする

・社内でどんなことが話題になっているかリサーチを行う

・過去の人気記事の傾向を分析する

この記事を参考に、社内報のネタが見つかり、社員のエンゲージメントを高められる情報を提供できること願っております。