あなたは会社でこんな悩みを抱えていませんか?!
「部署間の連携ができていない」
「同じフロアなのに顔も名前も知らない人がいる」
「社内の雰囲気が暗くて社員のモチベーションが下がっている」
悩みの原因は色々ありますが、共通しているのはコミュニケーション不足の原因が多いことです。
コミュニケーションの方法として雑談が役に立つことを知っていますか?
職場で雑談をしていると遊んでいる、サボっているような印象を持ってしまいますが、
”職場での雑談 ” もコミュニケーションをとる貴重な機会になると思いませんか?
会話が苦手な人でも好きなことでは雄弁になることはよくあります。
年齢、性別問わず誰でも会話に参加でき、聞いてるだけでも楽しいのが雑談の魅力でもあります。
実際、職場での雑談の重要性はデータでも証明されています。
日本能率協会の2021年度の調べによると
テレワークの有無による違いはあれど全体の約60%で雑談が行われていて、
雑談によると約60%の人が生産性・創造性を高め、約75%の人が人間関係を深めると実証されていました。
Q.この1 週間を振り返って、職場のメンバーとどれぐらいの頻度で「雑談」をしましたか。
Q.職場メンバーと「雑談」することは、あなた自身の業務の生産性を高めることにつながっていると思いますか。
Q.職場メンバーと「雑談」することは、あなた自身の業務の創造性を高めることにつながっていると思いますか。
Q.職場メンバーと「雑談」することは、あなた自身の職場における人間関係を深めることにつながっていると思いますか。
出展元:2021年「ビジネスパーソン1000人調査」日本能率協会
データからも“職場での雑談” がコミュニケーションや人間関係を潤滑にする有効な手段になることが分かります。
このように、人間関係が整うことで社員同士の一体感を醸し出すことができるようになるのです。
もし急に、雑談でコミュニケーションしようと言われても何をすればよいか分かないと思います。
例えば、会議室に見知らぬ社員が集められて勝手に雑談をしてください。
と言われても困りますよね。
しかし、雑談をするキッカケと話題、話しに入りやすい雰囲気があれば難しいことではありません。
次の章では、楽しく雑談に参加でき、見ているだけで楽しめる「職場で実践できる雑談」を伝授します。
1. 社員が興味をもつ話題からコミュニケーションを繋げよう
今回、普段使われているコミュニケーションツールで気軽に雑談を取り入れられるお題形式のアイディアをご紹介します。
最初にやるべきことは、この企画を誰が実行し、誰が回答するかです。
この企画の目的は、雑談を通して、社員同士の関係を潤滑にし、結果として人間関係を構築していくことです。
問題を出す人と回答する人それぞれが協力しなければ成立しません。
つまり、どのような企画でも会社としてやらなければ意味がないのです。
お題を出すこと自体難しくありませんが、とは言え毎回お出しを考えたり、準備することは多少なりとも労力を必要とします。
一人で難しければ、チームを組んで進めてみましょう。
チームは組織を跨ぐことがポイントです。そうすることで、多様性を生むこともでき、かつ自他共に会社でプロジェクトとして取り組んでいるという意識が高まります。
意見を出し合うことで、回答する側の社員に寄り添ったお題を展開することができるでしょう。
運用体制ができたなら、次は実際にお題を出す準備です。
お題のやり方を説明します。
1.お題(Question)を貴方の会社のコミュニケーションツールへ投稿します。
2.リプライやコメント、タグなど記事(メッセージ)に返信する機能を使い社員は答えを返信します(Answer)。
返信に書く内容はお題ごとに決めましょう。
例えば、「一押しの本を紹介してください」というお題を出したとします。
お題の出し方のコツは、3点あります。
- ・回答者の範囲を広げるため回答のハードルを低くした質問にしましょう。
- ・写真の投稿ができる場合、写真の投稿を推奨しましょう。
- ・お題に対する回答は事前に項目を決めましょう。
回答者の範囲を広げるため回答のハードルを低くした質問にしましょう。
「一押しの本を紹介してください」のお題の場合、本というと小説や専門書といったイメージがあります。これだとある特定の層しか回答しない可能性があり、回答者の数を増やすことができません。
小説、漫画、雑誌、新聞などジャンルは問わないと条件をプラスします。
普段、身近にある書物で良いことが分かるので投稿のハードルを下げることができます。
写真の投稿ができる場合、写真の投稿を推奨しましょう。
写真があると見る側はイメージしやすくなるため回答を身近に感じます。身近に感じることで企画(お題)に興味を持ち、回答へのハードルを下げ、回答の促進にも繋げることができます。ただし、人によっては写真があることで負担に感じる人もいるため必須にせずに写真があることのメリットを伝えるようにしましょう。
お題に対する回答は事前に項目を決めましょう。
回答者が何を答えれば良いのか迷わないようにするためです。
見る人が知りたい、興味があると思う内容になるよう心がけましょう。
答えるフォーマットが決まっていれば答えやすくなるだけでなく、回答の乱立を避けられ、運営者側がコントロールしやすいメリットもあります。
3つのコツを踏まえて、「一押しの本を紹介してください」というお題を出すとすると、
次のようになります。
お題(Question): 一押しの本は何?小説、漫画、雑誌などジャンルは問いません!!新聞やネットニュースでもOKです!!
回答(Answer):
・本のキャプチャ・・・雑誌や新聞などはお気に入りの記事でもOKです!
・題名・・・雑誌、新聞名など
・作者・・・雑誌や新聞の場合、無記入でもOKです
・おススメポイント・・・無記入でもOKですが、こだわりポイントなど自由にお書きください。
※写真は必須ではないですが、あるとイメージが伝わりやすいです。
本は身の回りにあり、手に取る機会が多いので誰でも書きやすい点が良いところです。
この企画は、回答者が書くハードルを低くすることで、自己発信が苦手な人や人の輪に入るのが苦手な人でも書きやすい状況を作り出すことができます。
飲み会や社員旅行などリアルイベントで自ら話せない人でも自分のペースで話すことができます。
雑談に興味がない人でも、投稿を見ているだけでも面白いので潜在的に他の社員へ興味が沸きます。
お題に対して、投稿する人、見る人と多くの人が関わることができれば、自然に社員同士の人間関係の構築ができます。
次の章では秋・冬の季節ネタを含めたすぐに使えるおススメお題をご紹介します。
2. 秋・冬の季節ネタなどすぐ使えるお薦めお題15選
前章で、お題の企画のやり方や狙い、お題のコツをご紹介しました。
やり方は分かったとしても、自分たちに合っているお題は何か考えると何をネタにすれば良いのか戸惑ってしまいますね。
前章で書いた通り、一人で考え込むのではなく、他者を巻き込んで行きましょう。
今回は、お題を考えるときヒントになるネタをご紹介します。
ネタは大きく分けて3種類。
- 1.「チャンスがあれば誰かに見せたい・教えたい自分の一押し」おすすめ系のネタ
- 2.「性別・年齢問わず身近にある、やったことある」共感系のネタ
- 3.「考えるな!直感で答える」楽しめる系のネタ
お題を考える方法の一つとして、回答者と閲覧者にとってどのような位置づけのお題を出したいか考えてみましょう。
例えば、1の一押し系は回答者のお気に入り(好きなもの)を引き出すことができます。
2のあるあるネタは回答者と閲覧者どちらも共感できるネタになります。
3の直観系は回答者と閲覧者がどちらもくすっと笑える、話しの話題になり楽しめるネタです。
1.「チャンスがあれば誰かに見せたい・教えたい自分の一押し」おすすめ系のネタ
人それぞれの好みが明確になるお題です。
身の回りのものから季節的な事柄まで人が拘りをもつ物を考えてみましょう。
(1)[Question] 一押しの本は何?小説、漫画、雑誌などジャンルは問いません!!新聞やネットニュースでもOKです!!
[Answer]
・本のキャプチャ・・・雑誌や新聞などはお気に入りの記事でもOKです!
・題名・・・雑誌、新聞名など
・作者・・・雑誌や新聞の場合、無記入でもOKです
・おススメポイント・・・無記入でもOKですが、こだわりポイントなど自由にお書きください。
※写真は必須ではないですが、あるとイメージが伝わりやすいです。
(2)[Question] うちの家族(ペット)を紹介します!飼っていなくてもOK。動物、虫、植物は問いません!
[Answer]
・ペットの写真(お気に入りのポーズを1枚!)
・ペットの名前
・アピールポイント
(3)[Question] 私のお気に入りの紅葉。街中から名所までお気に入りの紅葉を教えてください。
[Answer]
・紅葉の写真
・場所
・その他コメントなどあれば
(4)[Question] 行った!行ってみたい温泉・銭湯!!
[Answer]
・温泉・銭湯の写真やスクリーンショット
・場所
・おススメポイント
(5)[Question] あなたの出身地のおすすめ特産品を教えて!!食べ物、置物なんでもOK。
[Answer]
・特産品の写真を1枚!
写真が手元にない場合、特産品を紹介しているサイトなどのリンクでもOKです。
・特産品の名前
・おススメポイント
2.「性別・年齢問わず身近にある、やったことある」共感系のネタ
(1)[Question] 100均でリピート必須!必需品グッズ紹介。3 coinもOKです!
[Answer]
・商品の写真
・商品名
・金額
・お店の名前(Daiso, Seriaなど)
・アピールポイント
(2)[Question] 愛用品グッズを教えてください。文道具からバッグやアプリまで仕事で愛用しているグッズを紹介しよう。
[Answer]
・商品の写真、アプリなどのスクリーンショット
・ブランド・商品名
・アピールポイント
(3)[Question] 食欲の秋!この時期に食べたい料理や食べ物。スウィーツもOK!
[Answer]
・料理・食材などの写真
・食材・料理名
・おススメポイントやお気に入りの食べ方、手に入る場所など
(4)[Question] 一度は食べてほしい押しのお鍋。おススメお鍋や具材を教えて!
[Answer]
・鍋や具材などの写真
・お鍋の種類や具材
・アピールポイントやおススメの食べ方
(5)[Question] 田舎派?都会派?住むならどっち?今でなくても将来住みたいもOK!
[Answer]
・実際住んでる、住んでみたいなど町などの写真。
・田舎派?都会派?他にあれば第三の選択肢もOKです
・理由も教えてください。
3.「考えるな!直感で答える」楽しめる系のネタ
(1)[Question] ハロウィンお気に入りの1枚!仮装、パーティー、限定スウィーツ、ディスプレイ…ハロウィンに関係していれば何でもOK!
[Answer]
・おススメの写真
・写真に感するコメント
(2)[Question] お気に入りのイルミネーションを教えてください!
[Answer]
・イルミネーションの写真
・場所
・おススメポイント
(3)[Question] 1000円以内の最高の贅沢(自分へのご褒美)を教えて!
[Answer]
・ご褒美の写真を1枚!
・ご褒美の名前
・なぜこのご褒美が最高なの?
(4)[Question] ついつい気になっちゃうことありますか?テレビの音量や本のページの5の倍数など…
[Answer]
・写真なくてもOK、気になることを連想できるイメージがあればアップしてください。
・気になること
・どんなとき気になる?
(5)[Question] ドラえもんでほしかった道具は?
[Answer]
・スクリーンショットなど実際の道具の写真があればアップしてください!
・道具の名前
・なぜこの道具がほしかったのですか?使ってみたいシチュエーションは?
3. WORKSTORYで気軽に”会話”をしてみよう。写真と文章を簡単に共有!
社員同士の人間関係を構築するなどの体制づくりでの雑談の大切さを最初にお伝えしました。
1と2章で、コミュニケーションの手段として「お題の企画」の運用や作成のコツを、具体例を交えてご紹介しました。
お題の企画は、投稿に対して返信(コメント)できる機能があるツールならば使うことができます。
通常の業務で使用するチャットツールやメッセージツール、例えばLINE、chatwork、Slackはこの機能があるので、普段使っているサービスで運用できる点は魅力です。
弊社のサービスWORKSTORYなら、写真とテキストが見やすくPCとアプリで手軽に場所と時間を選ばず使えるためおすすめです。
WORKSTORYには「関連記事」という機能があり、記事(お題:Question)に関連付けて別の記事(答え:Answer)を投稿することができます。
「関連記事」機能を使えば、Answer記事を一覧でまとめて見ることができます。
WEBとAPPの両方対応しているので投稿する時間や場所を問いません。
使い方は簡単。
1. お題の記事にある「関連記事を書く」をクリック。(上記画像の右下にあります)
2.投稿フォームが表示されるのでAnswerを書いて投稿する。
これだけで、お題の記事に答えの記事が結び付けられます。
お題の記事にある「関連記事」リンクをクリックすると、紐づいた答えの記事を全て一覧で見ることができ、一覧から気になる記事の詳細をチェックすることもできます。
関連記事を活用すれば、アイディア次第で下記のような他の用途でも使うことができます。
- ・社員旅行、忘年会、バーベキュー大会など、社内イベントで各自が撮った写真を共有する。
写真を通して、一人一人の思いも共有できるでしょう。 - ・一年の抱負など社員一人一人がアウトプットする。
- ・新入社員の自己紹介記事を関連付けてまとめる。
実際、弊社のWORKSTORY利用企業様でお題の企画で雑談を実践されている企業様をご紹介します。
お題は「5000円以内でサンタさんにお願いしたいもの」
こちらの企業様では、毎回お題に合わせた面白い画像を作成されていますが、この回ではプレゼント企画もあるということでメインビジュアル用に動画を作成されていました。
クリスマスということで通常のお題にプラスしてプレゼント企画も行われていました。
プレゼント企画は社員の投稿へのモチベーションアップに繋げています。
イベント機能により回答に期限を設けていることも運用していく上で中途半端に終わらせることなく続けているポイントとなります。
このように、WORKSTORYの関連記事にイベントや動画など他の機能をプラスすることで回答期限を設けて管理しやすくなる、社員に興味をもたれるなど企画を充実させることができます。
社員が面白い!参加してみたい!と思い、回答者が増えていけばこの企画が社員を引き付ける吸引力となります。また、回答者が増えれば見ごたえある企画になるため見る人も増えます。これは、普段面識がない社員同士でもお互いを知るキッカケにもなります。
このように雑談を通して社員同士の一体感につながります。
4. まとめ
お題によるコミュニケーションの企画は誰でも気楽に参加できるからこそ一人ひとりの人柄が見えてきます。だからこそ、普段接点がなくても、社員同士で親近感を抱くことができ結果として一体感に結び付けることができるのです。
社員同士の一体感ができると、意思疎通がやり易くなり生産性があがり、離職率が下がるなどの結果に繋がり最終的には会社のコスト削減にもなります。
お題を工夫することでマンネリ化することがなく何度でも使える企画であることも使い勝手の良い企画とも言えるのではないでしょうか。
また、新たに何かを導入する必要なく、すでに利用しているブログやWEB社内報、LINE、chatwork、Slackなどコミュニケーションツールで使うことができる点も魅力の一つだと思います。
WORKSTORYの関連機能を使えば、より見やすく、使いやすく運用しやすくなります。
関連機能の様々な活用方法だけでなく、WORKSTORYにはコミュニケーションに役立つ機能が揃っています。
多様な人の集まりである会社でコミュニケーションをとり、一体感を醸し出すことは容易なことではありません。
日常的な交流の積み重ねにより生み出された一体感は会社にとって大きな力になると思います。