リモートワーク時代だからこそ取り入れたい! 毎日の会社が楽しくなる!感謝を贈り合うことによって生まれる強い組織

リモートワーク時代だからこそ取り入れたい! 毎日の会社が楽しくなる!感謝を贈り合うことによって生まれる強い組織 コミュニケーション

1. サンクスカードってどんなもの?

会社の中で「ありがとう」という感謝の気持ちを上司や部下、同僚などに伝える「サンクスカード」。お互いの素晴らしかった行動や、助けられた行動に対して称賛・感謝の気持ちを贈り合うことで、コミュニケーションが活性化され、ポジティブな気持ちで業務に取り組むことができるのがその強みです。

働き方が多様化してきた2000年代前半に普及し始め、オンライン会議、テレワークなど、あらゆるものがオンラインで行われることが当たり前になっている中で、サンクスカードは多くの企業で導入されています。

実際にサンクスカードを取り入れている企業に、サンクスカードを贈るメリットを調査し、その結果をランキング形式にしました。

サンクスカードを送るメリット

サンクスカードを贈ることのメリットについて、「贈った相手の仕事へのモチベーションが上がった(117名)」「組織の雰囲気や関係性が良くなった(112名)」に続き、「自身もレターを贈ってもらえるようになった(33名)」「感謝・称賛することが楽しいと感じるようになった(29名)」と自分自身へのメリットもあることがわかりました。

<調査概要>
対象期間:2023年5月~7月
調査方法:アンケートフォームによる任意回答
有効回答数:245名
回答者の年代:10代0.41%、20代6.98%、30代16.33%、40代37.06%、50代以上41.22%
(引用元:https://www.recog.works/ja/news/detail/171

でも、
「サンクスカードって、まだ続いているの?」
「何を書けばいいのかわからない」
「ただでさえ業務で忙しいのに、正直しんどい」
というような声は上がっていませんか?

サンクスカードは紙のカード形式だけではなくWEBやアプリを使用したり、運用方法は会社によって様々です。その手軽さゆえにサンクスカードを導入したのはいいものの、継続して使われずに形骸化してしまっている企業も多くあるのが実情です。

仕事上必要不可欠なことであれば、「ルールと罰則」という枠組みで統制を図ることもできますが、サンクスカードを贈る・贈られるという業務上必須ではない取り組みについては、個人のさまざまな価値観によって参画度合いが変わってきます。

サンクスカードは手軽に始められる反面、定着が難しい取り組みなのです。

また、サンクスカードと似たような制度として、ビアボーナスや社内表彰制度があります。
ピアボーナスは従業員同士が互いに仕事の成果を認め合い、それと共に少額の報酬を贈り合う仕組みのこと。社内表彰制度は、年次や部署に関係なく、企業で働く全ての人に、公平で正当な評価を与えることを目的として導入されます。

いずれも社員のモチベーションやエンゲージメントの向上に大きな役割を果たします。

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2. そのサンクスカード、本当に必要ですか?

では、実際にサンクスカードを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
反対に、導入のデメリットについてもご紹介します。

2-1. サンクスカードのいいところ

感謝の気持ちを紙やオンライン上で贈り合うサンクスカード。
メンバーの素晴らしかった行動や助けられた行動に対して、称賛・感謝を伝え合うなど、主にコミュニケーション活性化の施策として取り入れる会社が多いです。

サンクスカードは、社内コミュニケーションの円滑化以外にも、社員のモチベーションアップ離職率の低下などにも貢献します。

〔メリット1〕社内のコミュニケーションが活性化!

メリットの1つ目に、コミュニケーションが活性化することが挙げられます。
部署や役職の壁を超えてカードを贈り合うことで、普段コミュニケーションを取らないメンバーとの交流が生まれ、お互いを知る機会になります。

例えば、サンクスカードの内容には、以下のようなものがあります。

「チェックしていただいた提案書、○○さんのアドバイスのおかげで無事に通りました!」
「急なお願いだったのに、○○さんに迅速に対応してもらったおかげで、お客様からお褒めの言葉をいただきました」
「先日は、相談に乗っていただいてありがとうございました!○○さんのおかげで、悩みが解消されて仕事に集中できそうです」

コミュニケーションは「組織の血流」です。組織で起こる問題は、往々にしてコミュニケーション不足に起因することが多いので、社内コミュニケーションを活性化する施策として、サンクスカードは非常に有効的な手段と言えるでしょう。

〔メリット2〕社員のモチベーションが向上!

メリットの2つ目として、社員のモチベーションの維持・向上が挙げられます。
なぜサンクスカードがモチベーションに繋がるのか?前提の話になりますが、モチベーションの高さは、下記の公式で表すことができます。

モチベーションの高さ=「目標の魅力(やりたい)」×「危機感(やらなきゃ)」×「達成可能性(やれそう)」で構成されています。

出典元:MOTIVATION CLOUD
https://www.motivation-cloud.com/hr2048/c228#

モチベーション公式

図の通り、モチベーションの高さを決める3要素である「目標の魅力(やりたい)」「危機感(やらなきゃ)」「達成可能性(やれそう)」は、さらにいくつかの要素に分解することができます。
ここではその全てについて解説することは割愛しますが、サンクスカードはこれらのうち下記の効果が期待できます。

  1. スポットライト効果(目標の魅力)
    スポットライト効果とは、特定のメンバーにスポットライトを当てることで、対象者の「もっと頑張ろう!」という意識を引き出す効果です。
    サンクスカード制度の中に、例えば特定の期間で1番カードをもらったメンバーを表彰するという仕掛けを埋め込むと、スポットライト効果を引き出すことができます。
  2. サンクス効果(目標の魅力)
    サンクス効果とは、自分が組織や会社にいる存在意義や貢献実感を感じさせる効果のことです。
    カードを通して実際にメンバーからの感謝の声をもらうことで、貢献実感を抱くことができます。
  3. ライバル効果(危機感)
    ライバル効果とは、「1番になりたい」や「負けたくない」という意識を引き出す効果です。
    例えば、サンクスカードに特定期間で最もカードをもらったメンバーを表彰するというような仕掛けを埋め込むと、ライバルを意識して「やらなければ勝てない」というハングリーさを引き出すことができます。
  4. フィードバック効果(達成可能性)
    フィードバック効果とは、周囲から客観的なフィードバックを行うことで、自己評価と他者評価をすり合わせ、達成可能性を高める効果です。
    例えば、サンクスカードで「〇〇という声をもらう」という目標を組み込むことで、狙った声がもらえたかどうか、周囲との評価をすり合わせすることができます。従業員の「つもり」が解消され、「やれそう!」という達成可能性を高めることができるのです。

1~4のように、サンクスカードには「目標の魅力(やりたい)」「危機感(やらなきゃ)」「達成可能性(やれそう)」を高める仕掛けがあり、結果としてモチベーションの維持・向上が期待できるのです。

〔メリット3〕社員の定着、離職率が低下!

サンクスカードは、企業にとってもメリットがあります。社内のコミュニケーションが活性化し、社員のモチベーションが向上すると、「離職したい」と考える社員が減り、人材の定着に効果的です。
サンクスカードは、人材の流動化が激しい現在の労働市場において、従業員を維持するために有効な施策の一つと言えます。

また、人材定着率の高い企業は、社会的に見て良い印象を持たれます。制度を社外にアピールすることで、企業への好感度が高まり、採用力の強化にもつながるのです。

サンクスカードって素敵な制度!~実際の声~
サンクスカードを利用してみて、その効果を実感した声を集めました。

  • ● よんさんの声
    新入社員の私が「サンクスカード」で感動したお話
    入社して一週間も経たないくらいのすごくすごく不安だった私の心が、少し和らぎ温かくなったことを今でも鮮明に思い出されます。サンクスカードを50回は読み返しました。今でも私に力を与えてくださいます。自分のために時間を使って書いてくださったと思うと、嬉しさは倍増しますよね。普段直接はお伝え出来ないけど、カードにならつづれる言葉があるかもしれません。
    引用元:https://note.com/fujiplus/n/n0f4e0b4d572e#40a2d2d8-b9fe-4f2f-abee-7a43d5458753
  • ● 間瀬さんの声
    サンクスカードから分かる自分の強み
    サンクスカードをもらうことで、自分の仕事が誰かの役に立てたことを実感し、間違いなく仕事のやりがいにつながっています。バックオフィスは目に見える貢献や誰かの役に立つという実感を感じにくい立場かもしれません。しかし、この制度を通じて、自分の強みを知り、仕事の貢献パターンにも再現性が出てきます。
    引用元:https://note.com/tuesday_mase/n/n6283f93154fb#6YDkp
  • ● まりっぺさんの声
    スタッフ同士の絆を深めるサンクスカード
    毎日バタバタと過ごしている中で、「自分が取り組んだ仕事が、誰かの役に立っている。誰かの助けになっている」改めてじっくりそう実感できる時間はなかなかないので、サンクスカードは本当にありがたいです。私が働くクリニックでは、職員同士が日頃の感謝や良いところを伝え合い、良好な人間関係&職場環境を作ることで、それが患者さんにとってプラスになります。
    引用元:https://note.com/polaris_compass/n/n57b5c0e7d6bf

2-2. サンクスカードの悪いところ

サンクスカードにはメリットがある一方、注意点もあります。
ここでは、サンクスカード導入のデメリットについて、ご紹介します。

〔デメリット1〕費用と導入、効果が見えるまでに時間がかかる

サンクスカードの導入と運用には、一定の予算が必要になります。
WEBやアプリを活用した場合、ツール導入や月額利用料のコストがかかります。手書きのサンクスカードの場合には、カードの準備や配布、集計作業により人件費がかさむ恐れもあります。

社員の数が多い企業ほどこれらのコストが増える可能性があるため、十分な費用対効果を得られるかを導入の前によく検討する必要があります。

〔デメリット2〕マンネリ化の危険性

サンクスカードが形骸化してしまうと、悪習になりかねません。
例えば、カードを単なる形式的な作業として扱ったり、数値化した目標を設定したりすると、「やらされている感」が生まれてしまい、サンクスカードの本質的な意味や目的を見失う恐れがあります。

マンネリ化や悪習化を避けるために、カード導入の本来の意義と目的を社内で広く周知することが重要です。

〔デメリット3〕「いらない」と感じる社員が出てくる

サンクスカードを書いて贈ること自体に対して「無駄」だと感じている社員がいる場合があります。「それほど感謝を感じていないのに、贈らなければいけないことが気持ち悪い」「ノルマとして課されてしまうと、感謝を強要されているようだ」と嫌悪感を感じてしまう場合があるからです。

また、通常業務に加えてサンクスカードを作成する手間が無駄だと思う社員も出てくるでしょう。このようなネガティブな印象を持つ社員がいると、サンクスカードのメリットが薄れてしまうでしょう。

サンクスカードに異議あり!~実際の声~
サンクスカードに違和感を持つ声として、Yahoo!知恵袋への投稿記事をご紹介します。

  • ● ○○○さんの声
    飲食店でバイトしているが、毎月15枚のノルマが負担。何を書けば良いのかわからない。勤務時間外に対応しているのにも納得できない。
    引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13293692318
  • ● mar********さんの声
    バイトにまでサンクスカードを強制する会社。感謝という感情を強制する姿勢が気に入りません。
    業務中に助け合うのは当たり前、上司や先輩が仕事を教えるのも当たり前、それがないと成り立ちません。(2023年5月の投稿)
    引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10280475625

    アルバイトのサンクスカード制度が苦痛。毎月15枚を送るノルマがあるが、居心地の悪い職場で送りたい相手もいない。(2023年6月の投稿)
    引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13281827188

  • ● ID非公開さんの声
    サンクスカード、ナイスプレーカードに違和感を感じます。 特定の人が特定の人のちょっとした仕事に感謝しただけなのに、その感謝をいちいちカードのように他の人が見れる形にしたり、100円程度の報酬を与える意味があるでしょうか?
    引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12280516552?__ysp=44K144Oz44Kv44K544Kr44O844OJ

以上にみてきたように、サンクスカードを取り入れると、社内のコミュニケーションが活性化し、社員のモチベーションが向上します。さらに、社員の定着率が高まり、離職率低下にもつながるため、組織作りに大きく貢献します。

一方、その導入や運営にはコストがかかったり、効果が見えるまでに時間を必要とする場合があります。また、いつの間にはマンネリ化してしまい続かない、必要性を感じなくなる社員が出てくるといった危険性があるため、導入する際には注意が必要です。

導入のポイントについては、第4章で詳しくご説明します。

3. サンクスカード「アプリと紙」の違い

サンクスカードは「カード」と言う名前の通り、紙に手書きでメッセージを書いて相手に渡すことが一般的な使い方です。

しかし、最近では職場に出勤せずリモートワークを推奨する会社が増え、紙からデジタルへの流れが進んでいます。

サンクスカードも従来の紙での運用から、ウェブやクラウド上での運用へ移行する会社が増えてきています。

そこで。サンクスカードをウェブと紙で運用した場合の違いを考えてみたいと思います。

3-1. ウェブのサンクスカードのメリット

  1. いつでもどこでも贈れる

    ウェブのサンクスカードのメリット1つ目は、いつでもどこでも贈れる点です。

    ウェブのサンクスカードのサービスは、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもカードが贈れるため、メッセージや感謝の気持ちを贈りたいと思った時、すぐに贈れるメリットがあります。

    紙のサンクスカードの場合には、

    • ・サンクスカードを渡す相手が不在で、タイミングを逃してしまった
    • ・会社の帰り際にカードを贈りたいと思っていたものの、翌日になって忘れてしまった

    など、タイミングによってはカードを渡す機会を失ってしまうことがあります。

    しかし、ウェブもサンクスカードであれば、PCに限らずスマホやタブレットなど、インターネットにつながる環境があれば、いつでも贈ることができるので、

    • ・会社の帰り道の電車の中で贈れる
    • ・相手が社内にいるかどうか意識せずに贈ることができる

    というように、時間や場所を気にせずに贈りたいタイミングで贈ることができます。

  2. やり取りが蓄積されて、お互いの理解が深まる

    ウェブのサンクスカードのメリットの2つ目は、日々贈られるサンクスカードが蓄積されていくことで、個人の理解を深める情報になる点です。

    紙のサンクスカードの場合、その都度の感謝の気持ちを伝えることはできますが、内容が蓄積されていないため、

    • ・過去にどのようなサンクスカードをもらったのか
    • ・過去にどのような人と関わっていたのか

    など、過去のカードの内容を把握することが難しいのです。

    ウェブのサンクスカードでは、カードがデータとして蓄積されていくため、過去にどのようなカードをもらっていたのかをすぐに把握できます。

    また、カードを通して過去の経歴や関わった社員、長所などが見えてくるプロフィール情報としても活用することができます。

    相手の理解が深まることで、社内コミュニケーションがスムーズになり、業務が円滑に進むことが期待できます。

  3. 個々人のやり取りが見える

    ウェブのサンクスカードを利用するメリットの3つ目は、個人と個人のやり取りを全員が見れる点です。

    サンクスカードを紙で運用する場合は、手書きで書いたカードを相手に渡すため、受け取った本人以外がメッセージを目にすることが少なく、どうしても個人と個人のやり取りになってしまうケースが多いものです。

    ウェブのカードを利用する場合には、サンクスカードを贈った人や贈られた人、メッセージを個人と個人だけでなく、周りのメンバーや上司、場合によっては社長や経営層といった多くの人たちに簡単に共有することができます。

    • ・良い行動を誉めることで、行動指針を社内に浸透させたい
    • ・日々のメンバーの活躍が見えるようになる

と言うことが、ウェブのサンクスカードでは促進されていきます。

3-2. 紙のサンクスカードのメリット

  1. 紙とペンがあれば誰でもできる

    紙のサンクスカードのメリット1つ目は、紙とペンがあればサンクスカードを贈ることができる点です。

    ウェブのサンクスカードでは、そのサービスにログインしたり、PCやスマホの操作が必要ですが、紙のサンクスカードであれば、極端な話、無地の紙と鉛筆一本があれば、そこにメッセージや絵を書いて渡すことができます。

  2. 気持ちが伝わりやすい

    紙のサンクスカードのメリット2つ目は、気持ちが伝わりやすい点です。

    ウェブのサンクスカードで気持ちが伝わらないと言うことではありませんが、紙の手書きのサンクスカードに比べると機械的なものになります。

    結婚式の招待状や気持ちを伝えたいシーンには、手書きのメッセージが使われるケースと同様に、手書きのサンクスカードの方が気持ちが伝わりやすいという特徴があります。

    • ・1枚1枚のカードに気持ちを込めて贈りたい
    • ・PCやスマホの操作に不慣れでウェブのサンクスカードの敷居が高い

    などの場合には、紙のサンクスカードがマッチするでしょう。

  3. 思い出のアイテムとして持っておける

    メリット3つ目は、もらった人が思い出のアイテムとして持っておける点です。

    紙のサンクスカードは、実際のもののため、手元に置いておくことや、アルバムとしてしまっておくなど、個人の思い出として持っておくことができます。

    ウェブのサンクスカードの場合、贈られたカードはデータとして蓄積されているため、手元に置いておくことや、飾ることはできません。

    例えば、会社を退職した場合に、紙のサンクスカードはそのまま手元に残りますが、ウェブの場合、退職後には見ることができなくなってしまいます。

    このように、サンクスカードをウェブで運用する場合には、時間や場所を選ばずに贈れる利便性があったり、蓄積された過去のデータから相互理解を深めることができます。また、他の人のやり取りが可視化されるので、その内容を多くの人と共有できるメリットもあります。

    一方、紙の場合には、紙とペンだけで始められる手軽さや、手書きならではの温もりを感じられるカードを作れる、そのカードを思い出のアイテムとして形として取っておけるメリットがあります。

それぞれのメリットを踏まえ、

  • ● 社員にとって、どのようにサンクスカードを贈ることが1番使いやすいのか
  • ● サンクスカードを利用して、どのような職場環境や組織を作りたいのか

ということを考えながら、自分の会社や部署、チームにあった方法を選択することが重要です。

4. サンクスカードを成功させるコツ

ここでは、サンクスカードを導入する基本的な手順と、上手く活用するための大事なポイントについて説明していきます。

4-1. 目的を明確に!

まず、サンクスカードを何のために利用するのかを明確にすることがとても大切です。

せっかくサンクスカードを導入しても長続きしない、浸透しない場合の大半がサンクスカードの利用目的が不明確な状態で、利用を開始するケースです。

導入当初は興味を持ってくれた社員が試しに贈ってくれますが、社員の興味や感心に任せてカードを運用していると、だんだんと贈られるカードの数が減り、やがて利用されない状況になってしまいます。

こうなってしまう原因は、サンクスカードを何のために利用するのかを社員が理解していないためです。

導入の目的が不明確な場合には、まず「会社が抱える課題」と「原因」を考え、サンクスカードを利用することで「解決・解消・改善」できるというストーリーが見えると、導入の目的がはっきりしてくることでしょう。

まずは社内で抱える課題を書き出してみましょう。
例えば、

  • ● 社内のコミュニケーションが乏しく、適切な報告・連絡・相談ができていない
  • ● 社員のネガティブなところではなく、良いところを褒めて伸ばす文化に変えていきたい
  • ● 経営層と現場社員の間で、評価や面談時の認識相違やギャップがある

一見、どれもサンクスカードで改善しそうな課題にも見えますが、この課題の「原因」を考えることが大事です。

1つ目の「報告・連絡・相談ができていない」という課題の原因を考えてみると、

  • (1)マネジメントと現場スタッフの間での些細な会話や日常のコミュニケーションが乏しい
  • (2)マネジメントが忙しく、現場スタッフと会話をする機会が乏しい
  • (3)マネジメントが求める報告・連絡・相談のイメージと現場スタッフの認識に相違がある

というように、様々な「原因」が考えられます。

これらを解決しようとした場合、
1つ目は「コミュニケーションの頻度不足」という原因のため、話すきっかけや機会を増やす目的でサンクスカードを導入する効果が見込めます。

2つ目は「時間がない」ことが原因のため、マネジメントのタスク調整や、一定の頻度で現場スタッフとの一対一のミーティングを行っても良いかもしれません。

3つ目は「認識の相違」が原因のため、社内研修で報連相の理解を深めたり、日報を書くなど、報告・連絡・相談を上手く行うためのツールやルールを設けることが考えられます。

このように、会社が抱える「課題」とその「原因」を整理した上で、その解決策の「手段」としてサンクスカードを導入するということが腑に落ちると、この後の作業が進めやすくなります。

4-2. 利用方法を決める

ここからは、サンクスカードの具体的な導入作業の話になります。

導入に際して、まずは「どのように使うか」の利用方法を決めましょう。

整理の仕方としては、「誰が」「誰に」「いつ」「何を」「どうやって」といった視点で考えていくと整理がしやすいです。

誰が

  • ・サンクスカードを使う対象者。社員だけなのか、お客様など外部の人も含めるのか
  • ・全社員で利用するのか、特定の部署だけなのか
  • ・社員だけ利用するのか、アルバイトも含めるのか

誰に

  • ・社長から現場スタッフまで全員で贈り合うのか
  • ・個人から個人へ贈るものか。部署やチームなど、複数人に対して贈るのか

いつ

  • ・24時間いつでもサンクスカードを贈ることができるのか(業務時間内も自由に贈って良いことにするのか)
  • ・システムを利用する場合、利用時間など制限を設けるのか

何を

  • ・カードとメッセージで良いか。コインやポイントなどの別のアイテムにするのか。
  • ・贈るものはメッセージだけで良いか。ポイントやバッジなどを合わせて贈るのか。

どうやって

  • ・本人に直接カードを渡して良いのか。
  • ・特定の場所にサンクスカードを投函して、その後に本人に渡すのか。
  • ・手書きか、システムを利用するのか。

上記の事柄が整理できてくると、具体的なサンクスカードの利用イメージが見えてきます。

4-3. デザインやフォーマットを決める

次に、サンクスカードのデザインやフォーマットを考えます。
無地の紙にメッセージを書くわけではなく、サンクスカード用にデザインされたカードを使うのが一般的です。

もらった人が喜んでくれて、自分もサンクスカードを書きたくなるようなデザインが望ましいことは言うまでもありませんが、どのようなデザインにしようかと悩むケースも多いでしょう。

特にこだわりがなければ、文房具店や書店で販売されている中で気に入ったものを購入すれば、すぐに利用することができます。
もし自社の企業ロゴを表示したり、企業理念に即したデザインにしたい場合には、独自の様式で用意することになります。その場合、社内での準備、外部のデザイナーに発注するなどの手順が発生し、市販されているカードを使うより手間とコストがかかります。

JAL Thanks card

JALでは、数種類のデザインを用意して、性別・年代を問わず楽しんで使える工夫をしています。

なお、これは紙のサンクスカードに手書きでメッセージを書く場合のケースです。

サンクスカードをクラウドサービスなどのシステムを利用して運用する場合には、システム内のカードのデザインを決めることになります。

4-4. 運用ルールを決める

具体的なサンクスカードのフォーマットができた後、その運用ルールを考えます。
サンクスカードの運用ルールとは、「サンクスカードを継続的に使い続けるためのルール」です。

「この度、サンクスカードを用意しました。日頃の業務の中での感謝の気持ちをカードに込めて、贈りましょう」と言うアナウンスが社内に告知されたとすると、サンクスカードを贈る枚数もタイミングも特に制限がなく、自分のペースで贈りたい人が贈りたい時に贈るルールとも言えます。

社員の自主性に任せたよくあるケースですが、サンクスカードが継続的に利用され続けるためには、そのための仕組みやルールがあると、より継続的に利用しやすい環境を作ることができます。

例えば、

  • (1)サンクスカードをもらった人と贈った人の数を毎月集計し、ランキングで発表する
  • (2)サンクスカードに書かれたメッセージを紹介する
  • (3)管理職は月に5枚はサンクスカードを贈る
  • (4)社長だけが贈れる特別なサンクスカードがある

というルールがあります。

(1)は、サンクスカードを贈る人ともらった人のやり取りだけで終わることなく、メッセージの内容やサンクスカードの利用状況などが社内に共有されることで、自分も使ってみようと思うきっかけにもなります。
(2) は、サンクスカードを通して、社員の良い行動やメッセージを全員に共有することができるため、社員の意識向上に繋がるメリットもあります。
(3)・(4)は、贈る側に制限や制約を設けることで、サンクスカードの活用を促進できます。(ただし、枚数を社員に適用すると逆効果になる可能性があるため、対象者を誰にするのかを十分に注意する必要があります)

ただ、紙のサンクスカードを直接手渡しで相手に渡している場合、どうしてもサンクスカードの利用状況が見えづらくなってしまいます。

その場合には、紙のサンクスカードを一旦管理部門が集め、そこから相手に渡すなどして利用頻度を把握したり、書かれているメッセージの内容を確認するなど、カードの運用フローを工夫すると良いでしょう。

自社の環境に合わせて、サンクスカードが使い続けられるようなルールを考えてみましょう。

4-5. 使い方を全員に周知する

運用ルールが決まった後は、いよいよ実際に使う社員に向けて利用開始のアナウンスを行います。

アナウンスの方法は、時間を確保して説明会を実施したり、社内で利用しているグループウェアの掲示板に告知したり、メールやチャットで通知するなど、対象者に周知できる方法を取ります。

その内容は、これまで決めてきた

  • ・サンクスカードの目的
  • ・使い方
  • ・運用ルール

などです。アナウンスは口頭でも可能ですが、あらかじめ文書や資料にまとめて社員に配布しておくと、理解がスムーズに進むでしょう。

また、説明会などで社員から出た質問や疑問については、QA集としてまとめ、追加資料として社員に周知できると尚良いでしょう。

どのような仕事もそうですが、新しいことを始めるには、摩擦や抵抗がどうしても起こりやすいものです。それはサンクスカードにおいても同様で、利用を前向きに捉えてくれる社員がいる一方、ネガティブな印象を持つ社員も一定数いることは想像しておくべき事項です。

ネガティブな社員に対しても、できるだけ前向きにサンクスカードを利用してもらえるよう、見せ方や働きかけを準備した上で、アナウンスすることが望ましいのです。

4-6. 使い始めるためのきっかけ作り

さあ、いよいよサンクスカードの利用がスタートします。

浸透するまでの間、特に利用開始直後はサンクスカードを使う「きっかけ」を作ることが非常に重要です。

サンクスカードを使っている社員の姿を身近に目にすれば、自分も使ってみようと思う社員も多いはずです。自然にサンクスカードの利用者が増えていく状態になれば良いのですが、最初からそのような状況になることはなく、そのための最初のきっかけを作るには、誰かが実際にサンクスカードを使い始めなければいけません。

カードの導入を推進したチームやメンバーが率先して利用するのはもちろん、社長やマネジメントクラスの社内で一定の地位や影響がある人物にも積極的に利用してもらうことで、社内への浸透度はアップします。
最初は、できるだけ多くの人に積極的にサンクスカードを利用してもらうことが大切なのです。

また、管理職が部下へ積極的に感謝のメッセージを贈ると、受け取った部下のモチベーションも向上するでしょう。

4-7. 定期的な利用状況の確認とフィードバック

利用開始後は、利用状況を定期的に確認し、より良い利用方法の提案や運用の改善に繋げていくことが大切になります。

〔ポイント1〕利用状況を確認・分析する

例えば、贈られたサンクスカードの数を月毎に集計します。

ウェブツールには、カードの利用状況を可視化する機能を備えるものがありますし、紙であれば一旦管理者がカードを預かって、その数や内容を確認する方法があります。

カードの数が増えていれば、以前に比べて社内コミュニケーションの機会が生まれていると考えられます。

また、サンクスカードを利用している部署やチーム、人を軸に利用状況を分析してみると、利用状況とチームのパフォーマンスや業績など、何らかの傾向が見えてくるかもしれません。

そこで見えてきた課題や傾向を認識した上で、その課題を解決するための施策を打つ、いわゆるPDCAサイクルが出来上がると、サンクスカードの運用として一定の効果が期待できます。

〔ポイント2〕インセンティブと組み合わせる

サンクスカードとインセンティブを組み合わせて導入すると、社員が積極的にサンクスカードの作成に取り組む可能性があります。

例えば、ピアボーナス制度と組み合わせると、感謝のメッセージと一緒に、社内で定めた商品や特典などに交換ができるポイントを贈ることができます。サンクスカード制度のさらなる活性化や形骸化防止にもつながるでしょう。

〔ポイント3〕表彰を実施する

サンクスカードを贈った数に応じて表彰を実施することも社員のモチベーションアップの一因になります。

カードの利用を開始するまでには、たくさんの検討事項や社内の調整など、導入の過程に苦労があったかもしれません。
しかし、サンクスカードの利用開始はスタートラインに立ったと言う状態です。

サンクスカードを利用したものの、思うように浸透しないなど、運用する中で発生する課題に継続的に対応し、改善し続けていくことが大切です。

サンクスカードを使って会社や組織のどんな課題を改善したいのかという、当初の目的を忘れずに取り組むことが重要なのです。

ついついサンクスカードを利用することが目的になりがちですが、サンクスカードはあくまでツールであり、ツールを使い解決したい課題や目的があるはずです。

それを見失わずに取り組み続けることが、より良いサンクスカードの運用につながるでしょう。

5. 大成功!サンクスカードが上手くいってる企業3選

サンクスカードは、すでにたくさんの企業で取り入れられています。
導入に成功した企業の事例をご紹介しましょう。

5-1. スターバックスで主体的な人材が育ち続ける理由

スターバックス Thanks card

日本全国に1,885店舗を展開し、ドリンクカップ上のメッセージなど、独自のきめ細やかなサービスに対してもファンの多いスターバックス。

直営ビジネスでこの店舗数を超える外食チェーンは国内では他になく、従業員の約8割を占めるのがアルバイトスタッフ。スターバックスのブランド力は、現場の人員の多くを占めるアルバイトに左右されることになり、アルバイトが高いモチベーションで働くことも、ビジネスそのものを左右することだと考えています。

スターバックスには、エンゲージメントを高める取り組みの一つとして、「グリーンエプロンカード」という制度があります。

カードは全5種類。スターバックスが掲げる行動規範(バリュー)に沿った素晴らしい行動をとった従業員に対して、感謝や敬意を伝えるためのカードです。上司が部下に渡すだけでなく、部下が上司に渡すこともあります。

グリーンエプロンカードの発行枚数は、年間で約300万枚。スターバックスの従業員数は約4万人ですから、一人当たり年間75枚のカードを贈り合っている計算になります。

メッセージの内容は、
「Aちゃんへ
 Aちゃんはいつ見ても楽しむことのスペシャリストだね。Aちゃんが笑顔で仕事を楽しんでいることで、私も、みんなも、そしてお客様も楽しいひと時を過ごすことができます。笑顔は伝染しますね。笑顔のミラー効果をこれからも続けていってください。自分の仕事を愛してるAちゃん。大好きです。 Mより」
「Hちゃんへ
『一日中笑顔でいる』なんて素晴らしい目標でしょう。それを言葉だけでなく実行できているHちゃんは私の目標です。明日もニコニコ隊で頑張ろうね!今日もありがとう! Yより」

このサンクスカードのメッセージは、手書きで記入して手渡しされます。ほんの小さなことでも、いいな、すごいなと感じたことを素直に言葉で伝える。この習慣がスターバックスのお店の暖かい雰囲気の一因になっているのです。

引用元:https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/inclusion-diversity-disability/
https://gendai.media/articles/-/81601?page=5

5-2. 照れくささや押し付け感を払拭!JALの手書きサンクスカード

JAL Thanks card

日本航空(JAL)グループは2006年4月からサンクスカードを導入しています。感謝の言葉を手書きで書き込める名刺サイズのカードを導入していますが、カードを贈る条件として、ほとんど何もルール化していない点がユニークな点です。

サンクスカードは風土改革が狙いなので、やらされ感をなくすことが大切。浸透に少し時間がかかってもいい。業務命令ではなく主旨に賛同してくれた部署に口コミで広げている」と企画担当者は説明しています。

「社内には『褒めたいことがあったらカードを渡して』とだけ伝えています。」
まずはカードが自然とやり取りされる雰囲気を作ることを最優先したのだそうです。

ITの発達に伴い、メールでのやり取りが多くなってきましたが、サンクスカードは手書きになっていて、アナログでのやり取りが新鮮で、心を込めて贈ることができます。
また、プロスポーツ選手や俳優のトレーディングカードのように、贈っても集めても楽しい気持ちになれるよう、裏面のデザインのバリエーションを増やし続けています。
デザインは何度かグループ内で公募もしていて、これもやらされている感をなくす工夫の一つとなっています。
サンクスカードは役員も携帯していますが、「デザインが可愛すぎて、照れくさくて渡しづらい」という要望を受け、渋めのデザインのカードも採用されています。

サンクスカードの導入により、従業員間の連帯感が強化され、良好なコミュニケーションが確立されました。

引用元:https://www.mlit.go.jp/common/001081842.pdf
https://xtech.nikkei.com/it/article/JIREI/20080130/292399/

5-3. ついつい使いたくなる。富士通のみんなに愛されるアプリ

富士通が実践するサンクスプロジェクト。

FUJISTU Thanks card

数年前、富士通が原則テレワーク勤務に移行してから、育児や介護をしながら安心して働けるようになったり、遠隔地での勤務が可能になったりと、さまざまな働き方に対応できるようになりました。
しかし、毎日のように顔を合わせていた同僚やチームメンバーと直接顔を合わせる機会が極端に減り、「ありがとう」を伝える機会も減ったのです。

そこで、「感謝を伝え合う」という見えにくいコミュニケーションを習慣として定着させるために、専用のWebアプリを開発。「サンクスアプリ」と呼ばれる専用アプリを通じて、感謝を伝えたい相手にメッセージを発信します。そのメッセージは相手に届くとともに、社内SNS上でも共有されるのです。

さらに、サンクスを贈った人と、受け取った人の双方にポイントが加算され、ポイントの取得状況は専用アプリで確認することができます。
贈り合う感謝をサンクスポイントとして数値化し、半期ごとにポイント上位の人を表彰し、リアルな報酬も贈る仕組みを取っています。

FUJITSU Great thanks card

デジタル表彰状

2022年にプロジェクトが立ち上げられてから半年で10万件以上ものサンクスカードが贈られました。利用者の全員にデジタル表彰状、さらに利用実績上位の1,000名にはギフトカードが授与されました。

富士通のサンクスプロジェクトには、もう一つ特徴があります。

メッセージを贈るために使用するアプリを、みんなに愛されるようなデザインや世界観にしたことです。業務システムは業務上必要なものですから多くの人に使われますが、サンクスカードは違います。つい「使いたい!」と思えるものでなければ、多くの人に使ってもらえません。
そこで、色味や画面構成、アイコンの一つなど、ユーザーエクスペリエンスにこだわりました。簡単に贈れる、そして贈ると楽しいアプリを開発したのです。

今でこそ上手く稼働しているこのプロジェクトですが、実は検証段階では、たくさんの壁がありました。

その一つとして、トライアル当初、プロジェクト担当者の部署で実際に使ってくれた社員は3割にも満たなかったといいます。プロジェクトメンバーが率先して宣伝するのは当然ですが、初めての取り組みで何の経験もノウハウもありません。悩んだ結果、「サンクスプロジェクト」に共感し、一緒に活動を広めてくれる仲間を募集することにしました。「サンクスアンバサダー」と名付けた新しい仲間に、宣伝活動の一部や依頼したのです。

想像以上にたくさんのアンバサダーが集まり、それぞれの所属部署を中心に、全社にこの取り組みを広めてくれたのだといいます。

「どんな選択肢にも必ず反対意見はつきもの。新しい試みであればなおさらです。どうしたった意見は割れる。ならば、みんなの意見を聞いた上で、自分が1番やりたいと思ったものを選ぼうと。失敗しないものを、みんながいいと思うものを選びたい、という考えを脱ぎ捨てました」と担当者は語ります。

引用元:https://www.fujitsu.com/jp/microsite/fujitsutransformationnews/2022-10-14/01/#anc-02

6. サンクスカード おすすめツール6選!

サンクスカードを運用するのに便利なツール。たくさん種類があり過ぎて、どれを選べば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめのツールを6種類、厳選してご紹介します。

  • チームステッカー
    感謝や称賛の気持ちを、サンクスカードでカジュアルに伝え合うことができるツールです。
    Microsoft Teamsと連携しており、デジタルギフトを贈り合うこともできます。普段のコミュニケーションはサンクスカード、特別な時にはデジタルギフトというように使い分けが可能です。
    https://teamsticker.jp
  • Unipos
    感謝を贈り合うサンクスカード機能と、少額のインセンティブを贈り合うピアボーナスを通じて、組織の生産性の工場と離職率の改善を実現します。
    感謝の気持ちに社内ポイントを付与して贈ることで、良い言動を称賛するとともに、インセンティブとして報酬を与えることが可能です。
    https://unipos.me/ja/
  • RECOG
    コミュニケーションの活性化や心理的安全性の向上を実現するサンクスカードツールです。
    個人単位だけでなく、チーム・部署単位でも利用状況の分析や改善点のレコメンドを行えます。
    ISMSの取得やIPアドレスでの制限、端末紛失時は強制ログアウト設定ができるなど、セキュリティも強化しています。
    https://www.recog.works/ja
  • GRATICA
    感謝の気持ちをカードを通して伝え合うサンクスカードツールです。サンクスカードを贈る際のデザインは1,000種類以上。選んで贈る楽しいサービスでクオリティが高く、半年後の利用率90パーセントを誇ります。
    https://gratica.jp
  • Grazie Coin
    社員同士が「ありがとう」の気持ちを伝え合う社内交流・福利厚生のためのサンクスカードツールです。カードを贈る、MVPを決めて表彰する、コインと商品の交換を行えます。無料お試し利用が可能なので、使い勝手を事前に確認できます。
    https://pr.graziecoin.jp/landing-page/
  • PRAISE CARD
    パソコンやスマホを活用して、従業員同士で称賛の気持ちを伝え合うサンクスカードツールです。価値観カードをもとにサンクスカードを贈り合うことで、会社のバリュー浸透にもつなげます。
    https://praise-card.com

7. サンクスカードを成功させるなら!WORKSTORY

サンクスカードに対する実際の声にもあったように、

  • ・何を書けば良いのかわからない
  • ・はずかしい
  • ・感謝は強制するものではない

という意見をクリアにするには、まずは社員同士の理解が必要です。

そこで、サンクスカードを導入する前、もしくは同じタイミングで「WORKSTORY」を取り入れることをお勧めします。

WORKSTORY

https://workstory.co.jp/index.html

ワークストーリーには、会社の理念や取り組み、会社や部署のイベント、社員のプロフィール等の情報がたくさん集約されているので、会社や社員のことが簡単に理解できます

今まで知らなかったお互いの状況を知ることで、自然と会社や同僚への感謝の気持ちが生まれます。お互いを把握することで安心感が生まれ、心理的安全性を確保することもできるので、積極的にサンクスカードのメッセージを贈ることができるのです。

ワークストーリーのありがとうメッセージ

Thanks message

感謝のメッセージを伝えるための可愛いテンプレートが多数。贈った人だけでなく、いつでも誰でもコメントができ閲覧できるので、盛り上がります。

他にも、

  • ・部署の取り組みがわかる事業部ニュース
  • ・お知らせごとやイベントなどを周知できる社内連絡
  • ・外国籍の社員とも簡単なメッセージを送り合える自動翻訳付きトーク機能
  • ・贈るメンバーの人となりがわかるプロフィール機能
  • ・誰がどれだけ使っているのかわかる分析機能

などが搭載されています。

サンクスカードは自発的、且つ自由に贈り合うものであり、強制ではありません。感謝の行為が義務的なものになり、贈る側も贈られる側も負担に感じてしまうことがないよう、自然とサンクスカードを贈りたくなるような環境作りはとても重要です。

ワークストーリーを利用することにより、サンクスカードの運用がスムーズになり、社員がいきいきと働く会社が実現します。

ワークストーリーは、会社の理念や社長のメッセージ、また他の事業部の取り組みやメンバーの頑張りを知ることができる社内報ツールです。

会社のポジティブな情報を簡単に社内で共有することができるので、社員の安心感が生まれます。相互理解が深まることで、自発的に感謝の気持ちが芽生え、サンクスカードを贈ることへの意欲が高まるのです。

ワークストーリーとサンクスカードを併用することで、社員が毎日いきいきと働く環境が実現することでしょう。

8. まとめ

サンクスカードの導入と運用は、社内のコミュニケーションの活性化、社員のモチベーション向上、離職率の低下など、様々な効果を生み出します。社員同士が感謝の気持ちを表現することで、ポジティブな職場環境が作られ、組織全体のモチベーションと生産性が向上し、強い組織が生み出されます。

しかし、その運用には注意が必要で、一歩間違えると逆効果になりかねません。

サンクスカードの運用を成功させるには、「WORKSTORY」を検討するのがおすすめです。
多彩な機能を備えるWORKSTORYを導入し、会社や上司、同僚の魅力を知ることから始めましょう。

さらに、WORKSTORYはサンクスカードが生み出すメリットだけにとどまらず、理念浸透やインナーブランディング、エンゲージメントの向上など、組織特有の課題に対応するための施策を一元的に管理することができます。

サンクスカードを運用する際は、ぜひWORKSTORYの資料をダウンロードして、その特徴や機能をご覧ください。

https://workstory.co.jp/download.html

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