【目的別】ユニーク社内イベント40選!イベント成功のポイントも徹底解説

コミュニケーション

近年、社内イベントの重要性が見直されており、大企業をはじめ多くの企業で、業務とは別に社員が参加できるイベントを実施しています。
2014年に行われた調査によると、社内イベントを直近10年間で見直した企業の割合は45.1%でした。
そのうちの47.3%は「新たな行事をはじめた」と回答しています。
また、一度なくした行事を復活させたと回答した企業も全体の3割と、社内イベントの重要性が再認識されているのです。

社内イベントは大がかりなものもあれば、準備に時間をかけずに手軽にできるものもあります。
これから社内のコミュニケーションの活性化のため、ぜひ社内イベントを取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は社内イベントを実施するメリット、目的別の社内イベントを40選ご紹介します。

※参考元
http://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_1411.pdf

1.社内イベントとは企業課題を解決する手段の一つ
 1-1.社内イベントを行う意味とは
 1-2.イベントに対する社員の声
2.目的別社内イベント40選!!
 2-1.連帯感・一体感の意識付け
 2-2.コミュニケーションの促進
 2-3.モチベーションを高める
 2-4.季節恒例行事
3.イベント実施までの流れ
4.まとめ

1.社内イベントとは企業課題を解決する手段の一つ

通常業務とは別に、どうして社内イベントを実施することが良いとされているのでしょうか?
まずは社内イベントを行う意味、そしてイベントに対する社員の声をご紹介します。

1-1.社内イベントを行う意味とは

どうして社内イベントが重要なのでしょうか?
社内イベントの効果と、その重要性を見ていきましょう。

社内イベントを実施することによる効果は、次のようなものが挙げられます。

・職場でのコミュニケーションの増加
・ほかの部署同士とのコミュニケーションの活性化
・仕事へのモチベーションアップ
・組織の理念やビジョンの浸透

全社員での運動会など、業務とは別に協力し合って行う社内イベントは、普段あまり会話をしない人同士のコミュニケーションを生み出します。
また、ほかの部署同士の人との交流を図るきっかけにもなり、それまで事務的だった対応がより親密になり、信頼関係が生まれます。


http://www.jtbbwt.com/casestudy/inner/0227.html

実際に、JTBグループが行った社内イベントの効果に関する調査の結果、イベント実施後はコミュニケーションが活性化したと感じると回答した社員が全体の49%とおよそ半数出ています。社内イベントで協力し合って活動したことが、組織としての一体感を生み、ほかの部署同士との関係性の強化につながります。

事業規模が拡大していき、社員数も増えるとどうしても関わりがない社員の数も多くなってきます。
そこで、業務とは別に社内イベントという交流の場を設けることが、社内の一体感を生み仕事へのモチベーション向上へとつながる効果も期待できるのです。

参考元
http://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_1411.pdf

しかし、社内イベントを開催するといっても、具体的にはどんな内容で行えばいいのか検討がつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、2章より実際に行われている社内イベントの例をくわしくご紹介します。

“コラム:社内SNSを導入してコミュニケーションをより効果的に”
コストをあまりかけずにコミュニケーションの活性化を図りたい、または情報共有のレベルをアップするのにおすすめしたいのが社内SNSです。イベントの告知や振り返りを行うと、より社内の一体感が高まります。
下記の記事でくわしくまとめていますので、ぜひ参考してみてください。
【2019最新版】本当におすすめしたい社内SNS9選!失敗しない導入マニュアル
https://and-l.jp/magazine/syanai-sns-9sen/

1-2.イベントに対する社員の声

社内イベントを成功させるには、企画する段階で参加者の声にも耳を傾けることが大切です。
イベントに参加したいと思える環境、そして目的を前もって伝えておかないと、イベントそのものに不満を抱く社員も出てきてしまいます。
実際に、社内イベントを実施するにあたって社員の不満点をご紹介し、どんな風に改善すればいいのかをご紹介します。

『話が一方的で退屈である』
イベントを実施するにあたり、経営トップ層からの話が長すぎる、退屈であると感じる社員がいます。
経営側からすると、企業の理念を理解してもらうため熱の入ったスピーチをしてしまうケースもあります。
それが空回りして、かえって社員のモチベーション低下につながってしまうのです。
そこで、経営者が話す場では一方的ではなく、社員への「語り掛け」を意識することが大切です。

たとえば話だけでなく、映像や音楽を用いて会場を盛り上げる演出を取り入れるほか、その場で手を挙げるなどの簡単なアンケートを実施するなど、参加型にすることで社員が楽しんで話を聞くことができます。

『イベントの日時に不満』
社内イベントの日時が土曜や日曜などの休日だと、社員にとっては休みまで会社のために動くのがつらいと感じる可能性があります。
実際に運動会やボーリング大会など、社員の家族を含めてのイベントは会社を理解してもらいファンを増やすきっかけにもなります。
ですが、本当は断りたいのに休日に全員参加といった条件は、労働時間に該当するのではないかとの問題も発生する恐れがあります。
そこで、休日に実施をするのなら労働として賃金を払う、もしくは振替休日を設けるなどの対策を行いましょう。

もしくは、平日の仕事が終わってから参加できるビアガーデンやお花見などの、お酒を飲んだりおいしいものを食べたりといった、体力を使わないイベントをメインに取り入れるのもおすすめです。

2.目的別社内イベント40選!!

それでは、目的別におすすめしたい社内イベントをご紹介します。
社内イベントを成功させるには、イベント開催後社員がどんな形で変わってほしいのか、目的をはっきりさせておくことが大切です。
ここでは、「連帯感の意識付け」「コミュニケーションの促進」「モチベーションの向上」「季節ごとの定番イベント」を実際の企業の事例付きで紹介していきます。

2-1.連帯感・一体感の意識付け

「会社全体」から「部署ごと」で、組織力を高めたい企業におすすめです。同じ会社で働いていても、部署が違うと中々コミュニケーションも取らないもの。大勢で一つの事を達成する・習慣にする、そういったイベントを企画する事で、連帯感や一体感を味わう経験が出来ます。

1.ラジオ体操

http://ourhouse.co.jp/topics/?p=184

手軽さ:★★★★★

5分間のラジオ体操を朝の就業前や昼休みに実行することで、日頃の運動不足を補い社員同士の連帯感につながります。
気持ちもリフレッシュし、全員で同じ動きをするラジオ体操は一体感の意識付け効果も期待できるお手軽な社内イベントです。
訪問介護などの事業を手掛けるアワハウスは昼休憩にラジオ体操を取り入れており、運動不足解消や体操後の社員の交流に役立てています。

2.ボウリング大会

http://www.takakyu.co.jp/02osirase/HTML/event_bowling.html

手軽さ★★★★☆

ボウリングは個人戦のほかチーム戦でも楽しめるイベントです。
チームで戦うことで連帯感が生まれ、交流も生まれる定番の社内イベントとしておすすめです。
また、会場に足を運べば特に道具を用意せずとも取り組めるので、運動系の社内イベントの中でもお手軽と言えるでしょう。
樹脂加工のものづくり系企業である高久産業株式会社では、ボウリングを通して社員同士の結束感を強めコミュニケーションの活性化に役立てています。

3.野球大会

http://kyobasi.co.jp/inblog/2013/07/post-22.html

手軽さ★★★☆☆

スポーツの中でもチームワークが問われる野球大会も人気の社内イベントです。
社内で2つのチームを組んで大会をする方法もあれば、ほかの会社との練習試合をするスタイルもあります。
参加する社員数が最低でも10人は必要のため、ある程度の人数が在籍している企業におすすめです。
チームワークを生み、社員同士の一体感を高められます。
京橋紙業株式会社では、チームのユニフォームを作成し、他の企業との大会を開いています。

4.バドミントン

http://www.sss21.co.jp/event/detail/badminton20160420

手軽さ★★★☆☆

学校の体育の授業で、多くの人が経験のあるバドミントンも、比較的取り入れやすい社内イベントです。
適度に汗を流せる練習から、本格的なダブルスでの試合では社員同士の連帯感を生むのに役立ちます。
ある程度ネットを張ることができる空間が必要ですが、数時間だけ体育館をレンタルできる施設や道具を貸し出してくれる場所を選べば新しく道具を購入せずにスタートできます。
株式会社新世紀システムズはIT系企業の為、社員の運動不足解消をかねてバドミントンで親睦を深めています。

5.バスケットボール

http://aaa-technologies.jp/category/aaat-events/
手軽さ:★★★☆☆

男女いっしょにできるスポーツの一つとして、バスケットボールもおすすめです。
3on3など少人数のチームでの対戦もできるので、体育館を使って体をしっかり動かしストレス解消にも役立ちます。
株式会社トリプルエーテクノロジーズでは、男女合わせてのバスケットボールイベントを開催しています。
社員が動きやすいジャージに着替えて、体育館を借りて体を動かしています。

6.ドッヂボール

http://www.tori-tetsu.com/tanbou/2700p/

手軽さ★★★☆☆

ドッヂボールはチーム戦で男女とも楽しめるスポーツです。
焼き鳥店を経営している株式会社アスラポートは、途中でボールをラグビーボールに変更したり、数を2つにしたりと工夫をこらしたルールでドッヂボールを行っています。
顔に落書きをするようなちょっとした罰ゲームも追加して、上司や部下など立場に関係なくみんなで楽しめる工夫がなされています。

7.キャンプ

https://five-magazine.net/event/5X1VR

手軽さ★★☆☆☆

キャンプは若い社員を中心に人気の企画です。
テントの設営や料理など、社員が協力し合っての環境づくりが求められるため、一体感や連帯感を養うのに役立ちます。

8.サバゲー

http://estlinks.net/survival-game/

手軽さ★☆☆☆☆

ここ数年スポーツとして男女問わず人気のサバゲーをイベントに取り入れる企業が登場しています。
初心者でも専門スタッフが銃の持ち方からルールを教えてもらえる初心者講習会も含めると、スムーズにゲームがスタートできます。
静岡県のWEBライティング専門事業を手掛ける株式会社エストリンクスでは、地元静岡でサバゲー大会を開きました。
複数人でのチーム戦のため、新たなコミュニケーションを生み上司部下と立場関係なく、ゲームを楽しめます。

9.無人島旅行

http://www.jtbbwt.com/casestudy/inner/post-69.html

手軽さ:★☆☆☆☆

インターネットがつながらない無人島で過ごすことで、社員間の相互理解を高め信頼関係を深める効果があります。
メールやSNSでの交流を一切なくすため、対面して一緒に会話することを楽しむことで、スマートフォンがない状況だからこその気づきを生みます。
JTBコーポレートセールスでは、無人島研修の成功実例があります。
無人島でスマートフォンを回収し、アイスブレイカーなどのチームでの謎解きにチャレンジするプログラムで、仲間同士で知恵を出し合ってクリアしていくプログラムが取り入れられています。

10.駅伝・マラソンに参加

http://www.jtbbwt.com/casestudy/inner/post-106.html

手軽さ:★☆☆☆☆

一般人が参加できる、駅伝大会に複数チームで参加するスポーツ系社内イベントです。
チームが協力し合って、青空の下完走を目指して街中を走り抜けます。
走り終わった後の達成感や、チームでたすきをつなぐことで一体感を生みます。

2-2.コミュニケーションの促進

社内イベントの大きな目的である、社員同士のコミュニケーションの活性化。
こちらは手軽にオフィスでも実行できるものもあれば、体を動かした派手なイベントも人気です。

1.ビンゴ大会

http://www.maruyamacoffee.com/blog/p14508/

手軽さ:★★★★★

ビンゴ大会はいつものオフィスでも手軽にできるイベントです。
景品とビンゴの道具があれば場所を選ばず行え、社員同士の交流が生まれる場になります。
丸山珈琲ではオフィス内でのビンゴ大会が定番になっており、メインの景品は珈琲のバイヤーとめぐる生産地訪問という旅行プランです。
業務の勉強も兼ねており、単純な景品としてだけでなく社員のスキルアップにもつながる工夫がされています。

2.温泉(足湯)

http://www.jtbbwt.com/casestudy/inner/post-61.html
手軽さ:★★★☆☆

温泉旅館で温泉に入浴し、その後宴会場でグループ同士で交流するなど、普段とは違った環境に身を置くことで新しい交流が生まれ、意見交換も活発化する効果が期待できます。
温泉に入浴することで、心も体もリフレッシュしレベルの高い議論や情報共有に導きます。

3.カレーパーティー

http://kyobasi.co.jp/inblog/2013/06/post-17.html
手軽さ:★★★☆☆

社員が集まって簡単な料理を作るのも、コミュニケーションの活性化につながります。
1皿で食べられるカレーは料理も簡単で、好きな人が多いメニューです。
京橋紙業株式会社では数種類のカレーを作って、社員全員でカレーパーティーを開いています。
会場も少し広い会議室があれば、社員が集まりながらカレーを食べることもできるため、バーベキューよりもお手軽に実行できるイベントです。

4.バーベキュー

http://www.kronos.jp/kronosblog/kronosblog-event/3636.html
手軽さ:★★☆☆☆

春から秋にかけて行えるバーベキューは、おいしい食べ物とお酒が楽しめる人気の社内イベントです。
特に夏場は新人社員も参加して、既存の社員との交流を深めるきっかけにもなります。
WEB開発を行う株式会社クロノスでは、家族が参加しての大規模なバーベキューを開催しています。
定番の肉や焼きそばなどの鉄板メニュー以外にも、鍋を使ったカレーなどの煮込み料理など、いろいろなバリエーションが楽しめます。
ただし、道具や場所の確保などはじめて実行する場合は、経費がある程度必要になります。

5.クイズ大会

http://www.orgiast.jp/pg173.html

手軽さ:★★★☆☆

クイズ大会は少人数であれば小さな会議室でもできる、道具があまり必要でないお手軽イベントです。
本格的なクイズ大会用に、早押し機や台本の作成、そしてクイズの作成を手がけている業者もあるので、規模に応じて開催できるのもクイズ大会の魅力です。

6.誕生日会

https://www.brain-solution.net/birthday

手軽さ:★★★☆☆

社員の誕生日をケーキや料理でお祝いする企画です。
少人数の企業であれば1人ごとのお祝い、大人数の場合は月ごとの開催がおすすめです。
社員同士の交流のほかにモチベーション向上にもつながります。
ブレインネットでは、社員の誕生月に全員でケーキを食べて簡単なお祝いを実施しています。

7.カジノ大会

http://www.lmi.ne.jp/news/2013/201312061256700.html
手軽さ:★★☆☆☆

架空のコインや紙幣を使ってのカジノ大会を社内イベントに取り入れている企業もあります。
ポーカーなどトランプを使った小規模なものから、本格的にタキシードを着たディーラーが参加する本場さながらの世界観を演出したカジノもあります。
株式会社リンクアンドモチベーションは、社員1,400名が参加する大掛かりなカジノ大会を都内のホテルで実施しました。
社員同士の交流を深め、非現実感を楽しめるイベントです。

8.ゴルフコンペ

http://www.kokusai-kotsu.com/event.html

手軽さ:★★☆☆☆

ゴルフ好きが集まってのゴルフコンペも昔から人気の社内イベントです。
こちらはゴルフ会場の予約ほか、景品の用意など費用はかかりますが、年代が上の経営陣でも参加しやすい運動量で、上司も部下も幅広い立場の人々の交流が可能です。
タクシー会社国際交通株式会社では、普段単独行動が多い業種だからこそ、年に数回のゴルフコンペで社員のコミュニケーションを図っています。

9.屋形船

http://www.renostage.co.jp/blog/syanaiibentoyakatabune

人数が必要な屋形船は、社員が集まるからこそ開催できるイベントです。
居酒屋とは違い川沿いの美しい風景を楽しみながらのお料理やお酒は、社員が特別感を味わえます。
株式会社リノステージでは50名ほどの社員が集まり、お酒を飲みながらカラオケ大会やミニゲームなど盛り上がるイベントを取り入れています。

10.社員旅行

http://www.travelvision.jp/smart/news/detail.php?id=50983

手軽さ:★☆☆☆☆

多くの企業が実施している社員旅行は、社員同士のコミュニケーションの活性化につながります。
国内と国外、そして何日間の旅行なのかによって、予算は大幅に異なります。
場合によっては日帰りで有名観光スポットに行くお手軽なプランもあれば、研修も兼ねて海外にスキルアップのために数日間かけて向かう大がかりなプランもあります。
たとえば、病院スタッフの場合は仕事柄長期の不在はむずかしいのが現状です。
そのような業界では、多くても2泊3日のプランを選ぶなど、業種に合わせたプラン選びが求められます。
病院を経営する桜十字グループでは、飛行機の短時間フライトで到着する台湾へ社員旅行に行き、2泊3日で観光スポットをめぐっています。

2-3.モチベーションを高める

参加することで社員が会社に貢献していることを実感し、モチベーションアップにつながるイベントも取り入れましょう。
ほかにも普段足を運ばない現場に行き、体験することでスキルアップを図れる見学系を取り入れるのもおすすめです。

1.社員総会

http://www.orgiast.jp/service/event/pg143.html

手軽さ:★★★★☆

社員総会は社員全員が集まる場で、経営側から改めて企業のビジョンや方針戦略の説明を行い、従業員のモチベーション向上につなげるイベントです。
多くの企業で開かれており、その場の盛り上がりだけでなく従業員一人ひとりの行動が翌日から変わるプログラムが求められます。
社員総会を開いた後にどう社員に変わってほしいのかを考えた上で、プログラムを考えていきましょう。
社員総会のプログラムを考える専門コンサルや業者も数多くあるため、相談しながら内容を練っていくのもおすすめです。

2.表彰イベント

http://www.jtbm.jp/service/event/detail03.html

手軽さ:★★★★☆
表彰イベントは、営業表彰や感謝状の贈呈などの表彰式典のことです。
表彰をすることで社員の働きを評価し、また次回は自分もあの場に立ちたいとの社員のモチベーション向上に役立ちます。
JTBコミュニケーションデザインが手掛けた表彰式の事例では、参加人数2,000名を集め、表彰のほかに懇親パーティーや年度戦略を語るプレジデントメッセージなど、参加者の気持ちが盛り上がるプログラムを取り入れています。

3.周年記念イベント

https://event.link-ep.co.jp/case/285

手軽さ★★★☆☆

創立10年や50年など周年記念イベントも、社員の意識改革を進めてモチベーションアップにつながります。
住商建物株式会社は50周年を記念して、社員セレモニーを大々的に開きました。
また、社員が50周年の意義について考える、研修を取り入れるなどより実践的なプログラムを取り入れ、さらなるスキルアップの向上にもつなげています。

4.ファミリーデイ

http://nhn-plus.jp/archives/16301037.html

手軽さ★★★☆☆

ファミリーデイは夏休みなどに、社員の家族を会社に招いてお父さん、お母さんの働く姿を見てもらうためのイベントです。
ここ数年取り入れる企業が増えてきており、ゲームアプリを手がけるNHMNJapanでは、子供たちを招いて実際のオフィスの見学イベントを開いています。
ゆったり遊べる子供用エリアを用意したり、カフェスペースを設けたりと、子供に働いている姿を見てもらうことで、働く社員のモチベーションアップにつなげています。

5.タウンホールミーティング

https://www.calbee.co.jp/csr/social/employee.php

手軽さ:★★☆☆☆

タウンホールミーティングは、経営陣と社員との対話ができる社内イベントです。
直接上層部と一般社員が交流できる場を設けることで、現場のリアルな意見を取り入れ、また社員へのねぎらいの言葉をかけるなどして、働き甲斐をもたらす効果が期待できます。
カルビーでは、会長や社長が経営方針等を説明するとともに、従業員からの質疑に答えます。
2009年の会長・社長就任以来の恒例行事で、従業員とトップマネジメントが直接対話できる貴重な機会となっています。

6.展示会

http://maedakiko.com/efforts/exhibition

手軽さ:★★☆☆☆

社内でのプライベートな展示会を開くことで、それに向けて新技術を開発したり経営陣から技術を評価されたりする場を設け、社員のモチベーションアップにつながります。
たとえば、機械化技術商社の前田機工株式会社では、社員が手掛けたパーツや部品のプライベート展示会を開催しています。
ほかにも各メーカーへの勉強会に参加するなど、社員の技術力向上にも役立てています。

7.セミナー参加

http://dgmt.garage.co.jp/news/info/mtalk_01/

手軽さ:★★☆☆☆

セミナーを開き、社員に新しい気づきと視点を与え、モチベーション向上につなげます。
マーケティングテクノロジーセグメントでは、社内のノウハウを共有することで社員の成長に繋がり、軽食のある懇親会もあわせて開催しています。
よって勉強という固い目的だけでなく、社内コミュニケーションの一つとしても取り入れられています。

8.職場見学・体験

http://kop-oki.com/426.html

手軽さ:★★☆☆☆

中学生や小学生を招いての職場見学は、いつもとは違う社内環境に社員が身を置き、子供たちに業務内容をくわしく伝えることで、今一度働き方の見直しができるイベントです。
子供たちが真剣に話を聞き、業務の手伝いをする姿に刺激され、社員のモチベーションアップにつながります。

9.演劇鑑賞

http://www.e-icon.co.jp/event.html

手軽さ:★★☆☆☆

非日常感を味わえる演劇鑑賞会は、日頃のストレス解消にも役立ち社員の気分のリフレッシュにつながります。
毎日業務の繰り返しで疲労がたまっている中で、このような演劇鑑賞の場を設けることで気持ちがリセットされ、モチベーション向上効果が期待できるのです。
株式会社ICONでは、家族を招いての演劇鑑賞を実施。
鑑賞を通じて社員のコミュニケーションを生むきっかけづくりにも活かされています。

10.海外イベントへの参加

http://www.jtbm.jp/chemistry_event/54/

手軽さ:★☆☆☆☆

海外での表彰式やパーティへの参加で、普段とは違う特別体験が社員のモチベーション向上につながります。
JTBコミュニケーションデザインが手掛けた海外イベントでは、美容系メーカーの社員1,500名をオーストリアに派遣し、プロジェクトの目標達成者をレッドカーペットがある広い会場で表彰しました。

2-4.季節恒例行事

社内イベントはその季節に合わせた恒例行事を用意するのもおすすめです。
毎年の定番にすれば、自然と社員が参加しやすくそれをモチベーションに、業務へも取り組めるようになります。
基本的には食べ物やお酒を交えての内容が多いです。

1.お花見

http://www.austa.co.jp/news/event/388/

手軽さ:★★★☆☆

社内イベントの定番、お花見ははじめてイベントを実施する企業にもおすすめです。
道具はレジャーシートのほか、基本的には食べ物がメインのため新しく道具を作成する手間がなく、買い出しのみの負担で行えます。
また、終業後の平日に夜桜を楽しむ形でも行える上、社員の家族も参加可能です。

2.ビアガーデン

http://keiei-senryaku.co.jp/blog/news/114

手軽さ:★★★☆☆

ビアガーデンは夏定番の社内イベントです。
屋外など居酒屋とはまた違った雰囲気でビールを楽しめ、社員同士のコミュニケーションの活性化に役立ちます。
経営コンサルや専門書籍の販売などを行う経営戦略研究所株式会社では、ビアガーデンに合わせて代表から社員へ報奨金が手渡されました。
このようなサプライズが社員にやりがいを感じさせ、業務へのモチベーション向上効果をもたらしています。

3.ハロウィンイベント

https://stafes.co.jp/life/12299.html

手軽さ:★★☆☆☆

ここ数年大人もコスプレを楽しむ文化が浸透し、ハロウィンも社内イベントに取り入れる企業が増えてきています。
スターフェスティバルでは10月31日に社員がコスプレをしながら業務に取り組んでおり、毎年その様子がテレビの取材でも取り上げられています。

4.忘年会

http://rapport-nagakute.sakura.ne.jp/blog/2015/01/2014-2.html

手軽さ★★★☆☆

多くの企業が取り入れている忘年会は、1年の社員の労をねぎらう社内イベントです。
社員数の規模に合わせて、どのお店で実施するのか、もしくはホテルの一室を貸切るのかなど会場選びに注意しましょう。
オード・ヴィー・グループでは、会社の店舗を使って全社員を集めて大々的に行っています。
余興やかくし芸など、みんなで盛り上がれるプログラムを取り入れましょう。

5.新年会

https://www.tomo-jsp.co.jp/works/2017/01/05/30

手軽さ★★★☆☆

1月に行われる新年会は、社員で居酒屋で開くスタイルのほか、取引先を招いて大々的に開く方法もあります。
朋ジェーエス・ピーでは、品川プリンスホテルを借りて広い会場で取引先各企業を招いての新年会が毎年開かれています。
ただ忘年会を実施してる場合、新年会は行わない企業もあります。
社員の希望や目的に合わせて、開催するかどうかを決めましょう。

6.潮干狩り

http://ur2.link/FdUO

手軽さ:★★★☆☆

潮干狩りは従業員や家族も参加できるイベントです。
板金や溶接などを行う藤田ワークスでは、100名もの社員とその家族が参加する大規模な潮干狩りを開催しています。
近くに潮干狩りができるスポットがある企業は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

7.海水浴

http://www.miyagawa-a2.co.jp/event.html

手軽さ:★★☆☆

海水浴も社員だけでなく家族も参加できる社内イベントの定番です。
海が近くにない立地の場合は、日帰りが厳しい可能性もあるため、社員旅行の一環としてプログラムに組み込む方法もおすすめです。
宮川工業株式会社では、社員とその家族での海水浴を実施しており、90名以上が集まって砂浜で遊び、バーベキューやビンゴなどさまざまなプログラムを楽しんでいます。

8.クリスマスパーティー

http://ur2.link/FdUU

手軽さ:★★☆☆☆

クリスマス会はサンタクロースがプレゼントを配るほか、チキンやシャンパンを楽しみながらの会食、プレゼント交換などいろいろなイベントが楽しめます。
ジャパンオフィスコンサルティングでは、社員に向けてサンタクロースからプレゼントが配られました。
会場などを確保せずとも、サンタクロースの登場でクリスマス気分が味わえるイベントです。

9.運動会

http://www.kyocera.co.jp/social/topics/20161114-2

手軽さ:★★★★☆

社内イベントの定番、運動会は社員同士のコミュニケーションの活性化や運動不足、そしてストレス解消効果が期待できます。
京セラ株式会社では、大阪地区で約3,000人、東京地区は2,000人と膨大な参加者で開かれる大がかりな運動会を実施しています。

10.夏祭り

https://ogaland.co.jp/archives/4585

手軽さ:★★★☆☆

社内のフリースペースや敷地を使って、夏祭りイベントを開催する企業もあります。
社員が協力し合って出店を作成し、食べ物やくじなどの出し物で社員全員が盛り上がれます。
健康サプリメントを手がけるオーガランドでは、年に1回社内のスペースを使って夏祭りを開催しています。
こちらは予算をどれくらい用意できるのか、また敷地の広さに合わせて出店の規模を考える必要があります。

3.イベント実施までの流れ

ここまでイベント例をご紹介してきましたが、実際の開催までにはどのような工程が必要なのでしょうか?

大まかなイベント実施までの流れをご紹介します。

①目的を決める

社内イベントを開くにあたって、開催後に社員にどんな効果をもたらしたいのか目的を決めましょう。
社員同士のコミュニケーションを活性化したいのか、モチベーション向上を狙うのか、目的を決めておくことで、どんな企画がいいのかおおよその目安を考えやすくなります。

②企画内容を決める

次にイベントの具体的な企画を考えていきます。
準備にどれくらいの人員を用意できるのか、予算はどれくらいか、開催規模を考慮して企画を検討していきましょう。
社内にある会議室などの設備で済ませる方法もあれば、旅行や体育館の利用など各施設を借りてのイベントを開く方法もあります。

③日時を決める

企画が決まったら日時もくわしく決めていきます。
1日がけて行うのか、数泊泊まりがけでの大掛かりなイベントにするのかによって、社員がスケジュールを空けやすいタイミングを考えましょう。
社員のスケジュール把握が難しい場合は、事前にいくつかの日程を候補として出し、アンケートをとる事をオススメします。

複数のプログラムを用意する場合は、1日ごとの細かいスケジュールもある程度組んでおくと、よりイメージがわきやすくなります。

④メンバーを決める

人数規模によって、イベントにかかる準備の手間が違ってきます。
部署ごとのイベントなのか、社内全員が参加するのか、イベントの目的に合わせて
必要なメンバーを決めていきましょう。
また、こういったイベントは不参加が当たり前の流れを作らない為に、強制参加が基本で行い、どうしても外せない用事がある場合のみ、個別に相談という形で募ると良いです。

⑤スタッフを集める

社内イベントを開くにあたって、必要になるスタッフを確保しましょう。
会社のメンバーのほか、人員が足りない場合はイベント業者の利用もおすすめです。

⑥詳細プログラムとマニュアルを作成する

社内イベントの詳細なプログラムを作成しましょう。
開会式から上層部のあいさつなどのイベントの構成のほか、椅子が足りなかったとき、混乱が起きた時の非常時の対応など、スタッフ用のマニュアルも用意しておくと安心です。

⑦開催後は報告書を作成

イベントが終わったら、報告書を作成し次回の社内イベントに役立てましょう。
例えば、実際は「椅子などの備品が不足してた」、「人数が多く誘導スタッフが足りなかった」など、不測の事態への対応ができなかったなどの反省点をまとめておくと、次に活かせます。
また、協力会社を利用した場合は開催後に報告書を作成してもらえるところが多いため、自分たちで行う手間が省けます。

以上、社内イベントの大まかな流れでした。
自分たちだけで開催するのか、業者を利用するのかで手間や負担が大きく異なります。
参加人数や規模に合わせて、どちらがいいのかを検討していきましょう。

4.まとめ

社内イベントは通常業務では得られない、コミュニケーションやスキルアップの向上につながるきっかけにもなります。
これまでイベント等を開催していなかった会社は、ぜひこの機会に手軽にはじめられるものから、社員全体で楽しめるイベントを計画してみましょう。