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導入事例2022.9.1 公開

IT、美容、飲食店…全国で多事業を展開しながら、リモートワークでも社員が孤立しない工夫

目次

  • 1. 多事業展開とリモートワークで社員同士の交流がなかった
  • 2. ツールを入れる背景と目的を伝え投稿を活性化
  • 3. 「WORKSTORYであれ見たよ」が気軽な会話の糸口に
  • 4. 部署の取り組みを発信できる場として活用していきたい
  • 5. 「投稿しない理由」も一つの指標に
設立 2017年12月1日
資本金 2,965万円
事業内容 システム開発事業 動画プロモーション事業
デザイン制作事業
食品販売事業
ビューティー事業
エネルギー事業
飲食事業
URL https://kuroco.jp/

多事業展開とリモートワークで社員同士の交流がなかった

ー導入時の課題と背景を教えて下さい。

  • 星様

    星様

    弊社はシステム開発事業や飲食、動画制作や美容事業などいろいろな事業を展開しており、全国的に店舗展開しています。
    会社に興味を持ってくれる社員が多い反面、組織間のつながりが薄くお互いの事業部のことを理解できていませんでした。
    社員が100人を超える規模になってきた頃に、社員からも「もう少しコミュニケーションの手段、何かないかな?」という声がダイレクトに届いていたので、解決できる施策を考えていた頃にWORKSTORYを知りました。サービスの内容を聞いて、部署や店舗の情報発信を通して仕事がやりやすくなるきっかけになると思いました。
    弊社はリモートワークの社員が多いので連絡手段としてはチャットワークを使っているのですが、そこは雑談ではなく業務のやりとりですし、しばらくコロナ禍で飲み会なども出来ず社員間の交流が本当になかったんです。そんな中、WORKSTORYで事業間のシナジーを生み出したいと考え導入しました。

ツールを入れる背景と目的を伝え投稿を活性化

―導入時に工夫したことはありますか?

  • 星様

    星様

    こうしたツールを導入するのは初めてだったので、まずは人数を絞って運用を試しました。立場が上の人にもよく使ってほしいと思っていたので各事業部の上長、それから「この人だったら部下やスタッフに投稿を促してくれるな」と思えるキーマンを何人か入れて、1か月くらいテストをしました。新しいツールに対して積極的だったり、自分を信頼してくれて「こういうことをやっていきたいんだよね」という意見に賛同してくれた人を選んだこともあって、テストの時点で積極的で前向きな投稿が増えて私自身もいいツールだな、と実感できました。

    テスト運用を終えて、全社に導入する時は社内向けに資料を作りました。熱意を伝えたかったんです。

    「トップダウンで決まったので導入して下さい」だと社員は楽しくないと思うので、事業部間でコミュニケーションをしていこう、コロナ禍でなかなか会えないからこそみんなでやっていこう、とツールを入れる背景と目的を社内に伝えることが重要だと思ったんです。 テストが終わってからはみんなで同時に始めましたが、システム開発事業部の女性陣がいち早く投稿してくれて、そこからどんどん盛り上がっていきました。

  • 窪薗様

    窪薗様

    私はシステム開発事業部なのですが、同じ部署の人が最初に「ホワイトデーのお返しをください」という記事を投稿していて。女性陣でバレンタインに男性陣にチョコレートを配ったのでお返しをくださいという内容なんですけど、ブランドまで指定しているんです(笑)
    その人が最初に投稿してくれたおかげで自分も投稿したいなと思って、長期休暇で旅行に行ったときの記事を書きました。最初に面白い投稿があったおかげで「このくらいふざけてもいいんだ」というゆるい空気感が出来て、皆が投稿しやすくなった気がします。

―クロコさんではWORKSTORYをどのように使っていますか?

  • 窪薗様

    窪薗様

    社内連絡もありますが、個人の投稿「マイエピソード」が一番多いです。こんなところに行きましたとか、家族や趣味の話もあります。あとは、会社がやっているお店に行きましたという投稿も多いです。社内に話したいけど、雑談ではなかなかする機会がないようなことを発信できています。誰か投稿しているかな?と思いながらWORKSTORYを開くのが楽しみになっています。

プライベートから仕事のことも全て共有できるマイエピソード
プライベートから仕事のことも全て共有できるマイエピソード
  • 鈴木様

    鈴木様

    自分は関りのない事業部の方とはほとんど面識がないので、この人は誰なんだろう?と気になってよくプロフィールを見ます。
    記事を投稿したときにコメントをもらえるのがすごく嬉しくて、コメントのやりとりで関りのない事業部の人とも話すようになりました。年齢も性別もやっている業務も違うので、WORKSTORYがなかったらリアルでは関わりがなかったと思います。
    あとは、先月入社したばかりの人がユニークな記事を書いていて。まだなかなか会う機会がなくてどんな人だかわからなかったんですけど、その人のことを知れた気がして嬉しかったです。

プロフィールや組織図で、関りのない事業部の人のことがわかるように
プロフィールや組織図で、関りのない事業部の人のことがわかるように

「WORKSTORYであれ見たよ」が気軽な会話の糸口に

―WORKSTORYを使って、変わったことはありますか?

  • 窪薗様

    窪薗様

    みんなの人となりが垣間見えるようになって、コミュニケーションが変わりました。
    同じ事業部の人にお子さんがいて、WORKSTORYにその方がお子さんのお弁当のことを書いた記事を上げていました。
    家族のことって、こちらからはなかなか聞きにくいじゃないですか。でも自分から発信してくれているので、最近お子さんどうですか?なんて話しかけるきっかけができました。
    自分はお気に入り機能を良く使っていて、後からコメントしよう、とかこれは今度この人に会ったときに話のネタにしよう、と思う記事はブックマークしておいて、時間のあるときにコメントを書き込んだりしています。

  • 星様

    星様

    自分は上の立場の人間なので、WORKSTORYの皆の投稿が安心材料になっているところはあります。
    社員が仕事を頑張ってもらったうえで、元気に安心して過ごせているかな?家にこもって病んでいないかな?と気になるものなんですが、内にこもりがちで自分を表現するのが得意ではないのかなと思っていたメンバーが、WORKSTORYでは意外と積極的に投稿していて、違う面を知れたようで嬉しかったこともありました。
    上司から話しかける時ってコンプラだったりいろいろと気にしてしまうのですが、「WORKSTORYであれ見たよ」というのは気軽に話しかける糸口になっています。
    WORKSTORYを通してこちらも社員の状況がわかっているので、フォローというか、声かけがしやすくなりました。

  • 鈴木様

    鈴木様

    いいね機能は自分がもらえると嬉しいので、パトロールをするみたいに人の記事にも押しに行きます。
    WORKSTORYはいいねがたくさん押せて投稿する人のモチベーションも上がるので、良い効果になっているのかなと思います。

部署の取り組みを発信できる場として活用していきたい

―これからWORKSTORYをどのように使っていきたいですか?

  • 星様

    星様

    1つの案として、アルバイトの人もWORKSTORYに入れて、フリートーク機能を活用できたらと思っています。今はシフトのやりとりなど各店舗でLINEなどを使っていますが統一されていないので、社内のツールに移行する方がよりオフィシャルなやりとりになるかなと感じています。
    個人の連絡先を教えるのは抵抗ありますが、WORKSTORYだと社内だけのクローズドなやりとりができますし。
    あとは、コミュニティ機能もこれから使っていきたいです。
    今月から会社の制度としてフットサル部など部活動を始めたんです。会社から補助金を出していて、これもWORKSTORYと同じく部署間シナジーを生み出すことが目的なので、会社の公式コミュニティとして登録して盛り上げていこうと思っています。
    社員にとって良い取り組みや福利厚生を発信できる場として活用していきたいですね。

  • 窪薗様

    窪薗様

    自分はシステム開発事業部なので、案件のリリースのお知らせをWORKSTORYでしていきたいです。
    時間のあるときに見てくださいねというラフなお知らせを業務ツールに流すと重くなってしまうように感じて違和感があって。でも他の事業部の人にも、うちの部署でこんなものを作りましたよ、と部署の取り組みは知ってほしいです。
    ビジュアルで見せたいものも多いので、写真つきで投稿できるのが使いやすいと感じています。部署の取り組みをアーカイブで残すことにもなるので、今後入る新入社員さんが振り返る時にも良いですよね。

  • 鈴木様

    鈴木様

    私はダンスが好きなので、同じ趣味を持つ人をWORKSTORYで見つけたいです。コミュニティでダンス部を作ったり、あとは動画投稿もできるようなので、踊ってみた動画を投稿したいなと考えています。今は情勢もありまだ使われていませんが、イベント機能にも期待しています!

誰でも簡単に作れるコミュニティ機能
誰でも簡単に作れるコミュニティ機

「投稿しない理由」も一つの指標に

―WORKSTORYに今後期待することはありますか

  • 星様

    星様

    WORKSTORYを使い始めて、気付いたことがあります。 当社では120人くらいにアカウントを発行してほとんどの社員は登録をしたのですが、見事に退職を控えている人だけ、アカウントを発行しても登録しなかったんです。
    記事の投稿も、退職を考え始めた社員は止まってしまうことがわかりました。社内SNSをやるよ、となってみんな積極的に登録してくれたのですが、実はそこに前向きじゃない方は少し気を付けて見た方がいいのかなと。それが悪いということではなく、事実としてそういった傾向があると気付きになりました。
    会社へのモチベーションや気持ちの状態がわかるというか、登録しなかったり、記事を書かないことにも理由があるんだなと。管理画面では利用状況の分析を見ることができるので、今後一つの指標として活用していきたいなと思っています。

投稿数やアクセスがすぐにわかる分析画面。モチベーションの変化も顕著に
投稿数やアクセスがすぐにわかる分析画面。モチベーションの変化も顕著に
  • 星様

    星様

    うちはリモートワークで、一人で仕事をしている人も多いです。そういった人たちが横のつながりもなく、孤立して「自分ってなんで仕事してるの?」「この会社で何をすればいいの?」と悩んでしまうことがあると思うんです。
    そんな人たちのことも、WORKSTORY上で「ちゃんとこういう人がいるんだよ」と発信して、お互いが人となりを理解した上で、うちの会社で働くことを楽しく思ってもらえたら最高だなと思います。あとは、新入社員や内定者も入れようという動きもしているので、社員で使うだけではなくもっと広げた形で採用にもどんどん活用していきたいですね。

※インタビューの内容は取材時のものです