導入事例2022.4.10 公開
「商談の鉄板トークが生まれた」飲食店と不動産IT事業の間に生まれた思わぬシナジー
目次
- 1. 事業展開が多い中で、お互いの組織が何をしているかわからなかった
- 2. アルバイトメンバーにも目的を伝え、投稿へのハードルを下げる工夫をした
- 3. 投稿やプロフィールを通してお互いがわかることで、コミュニケーションのきっかけに
- 4. 社内の取り組みがわかり、業務面でもシナジーが生まれた
設立 | 2005年10月20日 |
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資本金 | 7,000万 |
事業内容 | インターネットを利用した各種情報提供サービス インターネットコンテンツの企画・制作 飲食事業 |
URL | http://www.usagiya-akasaka.jp/ |
事業展開が多い中で、お互いの組織が何をしているかわからなかった
ー導入時の課題と背景を教えて下さい。
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浅見様
弊社では数年前に事業売却をしましたが、不動産事業、IT事業を中心に、飲食店「うさぎや」も運営しており様々な事業を展開していました。
うさぎやは少し変わったお店で、和風な内装とはギャップのあるフレンチ料理、またマジックバーの一面も持っており、会社としても面白い取り組みをしている事業です。
ですが、本社とは業務が全く異なり、普段の接点がないため同じ会社なのにお互いの組織が何をしているのかわからないという状況がありました。こんな面白い事業をしているということを本社メンバーに伝えられていないことも残念に感じていました。 -
小林様
自分のような社員層は代表や本社メンバーと話す機会もあり共通の目的意識を持っていましたが、お店にはアルバイトのスタッフも多いので会社の一員だという意識がどうしても薄くなり、視野が狭くなってしまうことを懸念していました。
アルバイトスタッフは基本的に私物の端末でシフト等のやりとりをしているので、個人の連絡先を本社の人に教えることにも抵抗があります。
アルバイトを含めると本社メンバーと店舗メンバーで情報共有する手段がほとんどなかったため、共有ツールとしてうさぎやでもWORKSTORYの運用を始めました。
アルバイトメンバーにも目的を伝え、投稿へのハードルを下げる工夫
―導入時に工夫したことはありますか
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小林様
はじめは恥ずかしいという理由で顔写真を登録することに抵抗があったり、投稿を渋るメンバーもいました。ただ、アルバイトスタッフにも会社の一員だという意識を持ってもらいたかったので、お互いを理解して働きやすくするためにWORKSTORYを活用したいという目的を伝えて、全員顔写真まで登録しました。投稿も、はじめは私から月に1回必ず個人的なエピソードやお店の取り組みを投稿するように働きかけました。
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浅見様
本社と接点の薄いアルバイトメンバーが投稿したときは、積極的にコメントなどでコミュニケーションを取るようにしていました。書いた記事の反響が大きいと次に書く記事にも気合が入るようで、だんだん自然に投稿が増えていくようになりました。
投稿やプロフィールを通してお互いがわかることで、コミュニケーションのきっかけに
―WORKSTORYをどのように使っていますか?
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小林様
WORKSTORYには、社員はもちろんアルバイトのスタッフも全員登録しました。
それまでは名前しか知らなかった本社の人のプロフィールや投稿を見て、人となりがわかるようになりました。
社長がバイクが好きだという投稿を見てから話すきっかけが出来て、今もよく一緒にツーリングに出かけて店を今後どうしていきたいとか、熱い話をしたりもします。
WORKSTORYを使っていなかったらこうしたコミュニケーションも生まれていなかったかもしれません。
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浅見様
食事でうさぎやを利用させてもらった際、とても良く接客してくれたアルバイトスタッフの方がいて、WORKSTORYを見ると顔写真があるのですぐにそのスタッフを見つけることが出来ました。
メッセージ機能を使って挨拶とお礼をしました。連絡先がわからなくてもすぐに想いを伝えることができるので、改めてWORKSTORYの意義を実感しました。
社内の取り組みがわかり、業務面でもシナジーが生まれた
―WORKSTORYを導入して、大きく変化を感じたのはどういうところですか?
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浅見様
普段は全く異なる業務をしているので、本社のメンバーも飲食店事業の発信を見て刺激を受けることが増えたようです。
社内イベントもいつもは本社メンバーだけで行っていましたが、WORKSTORYを利用するようになってからは社員から一緒に参加したいという声があり、うさぎやのスタッフの方も招待するようになりました。
業務では直接関りがないメンバーも普段の投稿でお互いのことがわかっているので、自然に打ち解けてイベントも盛り上がりました。
その頃から、実際に本社と飲食店スタッフのコミュニケーションも多くなりましたね。
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小林様
発信を続けていると営業部の方が接待でうさぎやを利用してくれたり、お客さんに紹介してくれることが増えました。
逆にアルバイトスタッフ達も本社の投稿を見ているので、開発中のシステムへの意見をラフに出したり、自然と本社に協力する姿勢が見えるようになりました。
コロナ禍でお店を閉めていた期間は、スタッフと一緒に本社に行き、本社メンバーとSNSやマーケティングについて勉強会を行ったこともあります。
WORKSTORY上でコミュニケーションが増えたことで、実際に業務の面でもお互いにいいシナジーが生み出せていると思います。 -
浅見様
うさぎやの投稿を見てお店のことが分かることで、営業部のメンバーが「接待に最高に使える!」と思ったみたいです。
実際に不動産営業部の社員が取引先の方をうさぎやに招待し、そこの部長さんがその後も接待などで定期的にうさぎやを利用してくれる常連さんになってくれました。
うさぎやは経営者の方の中では知名度が高かったので、初回の商談で「うさぎやを経営していて」と言うとお客さんがびっくりされて、そこで打ち解けたという話も何度も聞いています。WORKSTORYのおかげで、商談の際の鉄板トークが生まれました。
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浅見様
本社と店舗の関わりをより深いものにしていくために、社内のどんな人でもお店に行けば誰だかわかる、そのくらい関係値を築いていけたらと思っています。
店舗のスタッフ一人一人にその名の通りスポットライトを当てて、インタビュー企画をしていきたいです。 -
小林様
夜の営業がメインのため本社の業務時間とずれがありますが、スポットライトのインタビュー機能を使えば手元の端末で好きな時に返信ができるのでスタッフも気軽に答えられると思います。
店舗側としては、今よりももっとスタッフからの発信を活発にしていきたいです。
WORKSTORYは管理画面で利用率を見ることができるので、リーダーとしてスタッフがどのくらい投稿しているかを見て、活用があまりできていないメンバーに働きかけたり、投稿が得意なメンバーにはお店のSNSを任せたりしていきたいです。
※インタビューの内容は取材時のものです